日常生活で使うと一目置かれます(大嘘)
サウンドノベル名言集
サウンドノベルに登場する、私の心に残った名言を集めました。 テキトーに。
「誰も悪くない。 誰も悪くないのに、何かが狂ったのだ…」<『弟切草』より> |
「黒魔術怪魚編」で、一連の事件の真相を知った主人公の独白。 交通事故を起こした奈美の母。事故で半身不随になり、自由に動ける体を欲して黒魔術に手を染めた弟・直樹。 そして、そんな直樹を救おうと奔走する姉・ナオミ。そして何も知らされぬまま養女に出された奈美…。 たった一度のあやまちが、何もかもを狂わせてしまい、未来そのものを奪い去る。 そして、そのことに気付いた時には、全てが手遅れで…過去を取り戻すことは、もうできないのでしょうか。 |
「ぼくに何ができるかはわからない。でも、今はただ、そばにいてやろう。 彼女に笑顔が戻る、その日まで…」<『かまいたちの夜』より> |
「悪霊編」におけるラストシーンでの主人公の言葉。 悲惨すぎる過去、そして取り返しのつかない、あまりにも重い業を背負ってしまった真理に自分がしてやれること…。 天才でも偉人でもない平凡な人間にとっては、他人にしてやれることはささいなことに過ぎません。 それでも…ひとつひとつ、自分にできることをやっていく…それしかできないのなら、そうするしかないんですよね。 |
「あなたが罪を犯した時…その責任を取るのは、あなたであるとは限らない」 <『学校であった怖い話』より> |
隠しシナリオ「仮面の少女」における仮面の少女の言葉。 自分を死に追いやった人間に直接手を下すのではなく、その子供を死なせることで復讐を遂げる…。 決して許されることではありませんが、自分の犯した過ちに対する報いが、どのような形で現れるのかは、 その時が来るまで誰にもわかりません。 結果、自分以外の大切な人にそれが降りかかったとしたら…想像を絶する苦痛を味わうことになるのでしょう。 |
「少しだけ、肩の荷が下りた気分だった。 …いや、違うか。オレは肩の荷を担ぎ直したんだろうな、きっと」 <『輝く季節へ』より> |
椎名繭シナリオにおいて、不登校児の繭が少しずつ成長していることを確かめられた時の浩平の言葉。 目的を達成するその瞬間までは、本当の意味で「肩の荷が下りる」わけではないことを再認識する浩平の姿が妙に 印象的で、心に残っている言葉です。 休む時は素直に休み、それが終わればまた迷わずに先に進む…そこまでは行かずとも、どこまでそれに近い形で 生きていくことができるか…それが、自分の人生を決めるひとつの指標になるのではないでしょうか。 |
「私は私の場所で生きてみる。 それをしないときっと後悔すると思うから。 私は生きている人間から離れられないってわかったから」 <『黒ノ十三』より> |
「黒ノ十三」において、唯一救いようのあるシナリオ「彼女の図書館」における主人公・千里の言葉。 煩雑な人間関係をうとみ、ひたすら拒絶し逃避してきた彼女が、図書館の老人とそこに棲む「人外」達との 接触を通して、人間として生まれたからには人間と絶対に離れることはできないことを悟る姿は心に残ります。 もちろん、今まで人間不信であった彼女が、そう簡単に他人に心を開いたり、あるいは開かせたりすることが できるようになるわけではないのですが、それでも「泣き言はやってみてから言う」ようになったのは、大きな 前進であることは間違いないでしょう。 |
「ひとは、変わってゆくことが悲しいんじゃない。 変わらなければ生きていけないことが、寂しいだけなんだ」 <『AIR』より> |
美凪シナリオのエピローグにおける主人公の言葉。 誰にでも、変わりたくないもの、あるいは変わってほしくないものはあるはずですが、 時間というものは、すべての人間に平等に、そして容赦なく流れていきます。 だからこそ、変わらざるを得ない、変わらなければ生きていけない…。 確かにそれは悲しいことかもしれませんが、悲しんでいるだけでは何も始まらないことも確か。 そこが「変わっていくことが悲しい」と「変わらなければいけないことが寂しい」の差なんでしょう。 |
<作者の泣き言>
追加できるものならもっと追加したいです…(T_T)