第6話「鉄人、ハニワつくーる」


タイトルを見て、「お、またサウンドノベルもどきでも作ったか?」と思われた方、申し訳ありません。

今回は違います。

 

実は私、11月の初めに社内旅行で山形に行ったのですが、そのイベントのひとつに「陶芸体験」があったのです。
子供の頃、粘土細工が大好きだった私は、これを非常に楽しみにしていました。
そして、いざ粘土をこね始めると、久々に味わう粘土の感触が楽しくて、私はしだいにテンションが上がっていきました。
他のみんなも、楽しそうに粘土をこねています。
気のせいか互いの会話も弾み、楽しく談笑しながら、みんな各々の作品を作り上げていきました。

 

…が、問題はここからです。
すっかり童心に帰ってはしゃぎ回る私は、他のみんなが皿とか湯飲みとかを真剣に作っている中で、

一人だけ粘土でハニワ作って遊んでいました。

そればかりか、余った粘土をこねてちぎって「犬のウ○コ〜」などと手を叩いて喜ぶ体たらく。
とても今年20代後半に突入する男のやることとは思えません。
しかし、普段ならひんしゅくもののこの行動も、なぜか運良くバカウケしたために事無きを得ました。
そして、私の芸術的ハニワは、そのまま窯の中で焼かれることになったのです。
一瞬、「このウ○コも焼いてもらおうかな?」とも思いましたが、
さすがにそこまで自分をおとしめることはできませんでした。

 

そして、1ヶ月後…作品の数々は無事焼き上がり、私達の職場に送られてきました。
もちろん、私のハニーも完璧に焼きあがりました()。

けっこう自分でも気に入ってるこの一品。
今も応接室に飾ってあるのかな?
思えば心の広い職場だったなぁ(⌒∇⌒)


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