カイエンの夢
| 名前 |
セリフ&ナレーション |
| ナレーター | ドマ城で休憩するが、カイエンが目覚めない。 |
| ―― | 私の名前は、レーヴ。 |
| ―― | 私の名前は、ソーニョ。 |
| ―― | 私の名前は、スエーニョ。 |
| ―― | 我ら、夢の三兄弟。 |
| ―― | この人の、心はいただいた。 |
| ―― | この人の、心はいただいた。 |
| ―― | この人の、心はいただいた。 |
| ―― | 今日は、ごちそう。 |
| ―― | 今日は、ごちそう。 |
| ―― | 今日は、ごちそう。 |
| ―― | 待て!! |
| ナレーター | 夢の三兄弟を追う。 |
| ―― | 夢の中まで追ってくるとは。三人そろわずに戦うのは、分が悪い。ここは、いったんおさらばしよう。 |
| ―― | 我ら、夢の三兄弟。 三人そろったからには、逃がしはしない。 |
| ナレーター | 夢の中のドマ城にて |
| ―― | お願い…… 私の夫を…… カイエンを助けて…… |
| ―― | ここは、いったい!? |
| ―― | ここは…… カイエンの心の中…… 夫は…… カイエンは、自分を責め続けていました ドマを守れなかった事…… 世界を救えなかった事…… そして、私達の事を…… |
| ―― | そこを、アレクソウルっていうモンスターにつけこまれたんだ |
| ―― | アレクソウルとは…… 1000年前の戦いで心をなくした魂の集合体…… |
| ―― | そいつらが、好き勝手に暴れているんだ パパを助けて!! |
| ―― | カイエンを お願いします…… |
| ―― | パパを 守ってあげて……! |
| ナレーター | 過去の思い出 |
| ―― | なかなかよいスジをしてるでござる もっとしゅぎょうをつめば、 ドマで一番の剣士になれるでござる。 |
| ―― | わ〜い!! ほめられた〜! ママにじまんしてこよ〜っと! |
| ―― | パパ、さかなつりなんて、つまんない〜 これも、しゅぎょうのひとつでござる。 待つことを知るのも、大切でござる。 |
| ―― | ぼく、さかなつり大好き! |
| ―― | ねえ、あなた…… 私のこと、愛してる? |
| ―― | まったく、なにをいうかと思えば… 武士たるものは、そのような言葉を口にするものではない! あ…いして……る でござる。 愛しておるでござるよ。 |
| ―― | わ〜い、聞いちゃった、聞いちゃった アイシテル、アイシテル パパはママをアイシテル! |
| ―― | これっ! シュン! |
| ―― | 聞いちゃったもんね〜〜 |
| ―― | 貴様が、アレクソウルか! カイエンを返してもらおう! |
| ―― | もう、おそいわ! おのれの無力さにぜつぼうし、自分を責め続けているこやつの心では我のちからに逆らうことはできん。 悲しみが 怒りが 憎しみこそが我のみなもと。 さあ、お前達も、我の一部となるのだ! アレクソウル:お前の身体に、のりうつってやる! そして、お前が死をむかえた時に、私は、またこの姿を現すだろう! |
| カイエン | 助かったでござる。 せっしゃの妻と息子が呼んでいたような気がしたでござる。 その声にはげまされ、なんとかがんばれたでござる。 |
| ―― | ミナ! |
| ―― | シュン…… |
| ―― | ありがとう あなた…… |
| ―― | やっぱり、パパは強いや! |
| ―― | いや…… せっしゃは、何もしてやれなかった。 あの時も…… そして、今も…… せっしゃは、ふがいない男でござる。 |
| ―― | いいえ じゅうぶんすぎるほどでしたわ あなた…… 私達は、いつもいっしょです…… |
| ―― | パパ……大好きだよ。 |
| カイエン | 待ってくれ! |
| ―― | いつも あなたの そばに…… |
| カイエン | ミナとシュンは、せっしゃの心の中に生き続けているでござる。 もう、過去をふり返りはしない。ただ、おのれの信ずる道を行くのみでござる。 |
| ―― | カイエンの心から迷いが消えた。 カイエンは必殺剣をきわめた。 |