幻獣の聖地
| 名前 |
セリフ&ナレーション |
| ストラゴス | こ、これは……三闘神の像!? |
| ティナ | 三闘神? |
| ロック | 石像の表面に細かい文字がほられているな。 で、じいさん、三闘神っていうのは、何のことだい? |
| ストラゴス | 三闘神とは、はるか昔この世界に魔法という力を生み出した伝説の神のことじゃ。 |
| ロック | 魔法の神様、ということか? |
| ストラゴス | そう言ってもよいゾイ。 |
| ティナ | すごい魔力を感じるわ。 |
| ストラゴス | 三闘神は魔法の神。ということは、幻獣の作り主とも言えるわけじゃ。 幻獣達は、三闘神の像を作って聖地にまつったという伝説がある。きっと、ここがその場所なのじゃ。 |
| ティナ | きっと幻獣達はこの像の魔力に引きよせられてこの島にたどりついたのね。 |
| ロック | ところで、じいさんその三闘神とやらは、幻獣を生んだ後どうなったんだい? |
| ストラゴス | 戦いにつかれた三闘神はおのれの体を石化させて永遠の眠りについたという。 その場所が、封魔壁の奥であると伝説は伝えとる。 |
| ティナ | 封魔壁が幻獣界との接点であるのも、三闘神の魔力によるものなのかしら? |
| ロック | な〜るほどね。 |
| ティナ | 幻獣達が像の魔力に引きよせられたのなら、あの奥に…? |
| ロック | 行ってみよう。 |
| オルトロス | へへへ、このキンピカの像はおれ様のものだ〜。これでジークフリードの兄貴に顔向けできるよ〜ん。 お〜、ひかってる ひかってる。すん ばらしい〜。 |
| ロック | てめえ、オルトロス! 二度ならず三度までも! |
| オルトロス | これがホントの三度目の正直 だよ〜ん。 また出ちゃった しつこい? だって、タコだもん。 いま むかつくタコ野郎と思わなかった? ごめんね ごめんね |
| リルム | おじいちゃん! 来ちゃった……! |
| ストラゴス | リルム! 家にいろと言ったじゃろ! |
| リルム | お絵かきなら、なんでもこいのリルム様、初登場! ねえねえ、あんただあれ? |
| オルトロス | だあれとは、失礼な! このオルトロス様に向かって!! |
| ロック | リルム様に、オルトロス様 なんだか、わけが分らなくなってきたなあ……? |
| リルム | ねえねえ、オルちゃん、似顔絵かいてあげようか? |
| オルトロス | オ、オルちゃん! 失礼な! このオルトロス様に向かって!! 似顔絵なんぞ、いらんわい! |
| リルム | えーん、えーん あげないんだもん……かいてあげないんだもん いいんだもん……リルムここから……飛びおりてやるんだもん |
| ティナ | だめよ!! そんなことしちゃだめ!!! |
| リルム | (ティナに)ひそひそ…… |
| ティナ | どーすんの?、こんな小さい子、いじめちゃって! 何かあったら許さないわよ!! |
| オルトロス | そ、そんなあ……じゃあ、どーすりゃいいのよ? |
| ロック | かいてもらえよ かっこよく、かいてもらえるかもしれないぜ この、この、にくいねえ |
| オルトロス | ………… ………… ………… ………… ………… ………… ………… ………… オルちゃん 似顔絵 かいてもらっちゃうもんねー! |
| リルム | えへへ わたしの得意技にまかせていてよ! |
| ストラゴス | とにかく、こっちへ! |
| オルトロス | そんな…それじゃまるで……まるっきり タコじゃん!(戦闘終了) |
| リルム | ね? 見てくれた? リルムも立派に戦えるよ。ジジイよりは役立つんじゃない? |
| ストラゴス | ジ、ジジイ!? |
| ティナ | つれてってもいいんじゃない? |
| ストラゴス | わかったわかった。しょうがないやつじゃ。 |
| リルム | やったー! |
| ナレーター | 洞窟奥に辿り着いて |
| リルム | これが……幻獣……!? |
| ストラゴス | なんじゃ、こいつら! |
| ティナ | 幻獣がこんなに…… |
| ロック | じいさん、リルムをつれて逃げるんだ。 |
| ユラ | 待て! |
| リルム | なに? |
| ストラゴス | ティナに……強い魔力を感じる。いや……魔導の力と言うべきか…… |
| ロック | また、あの時のように暴走するのか? |
| ユラ | 君は…ちょっと違う……われわれと同じチカラを感じる。 |
| ティナ | ええ。 |
| ストラゴス | お前達は幻獣界の若者なんじゃな? |
| ユラ | 幻獣界には、こちらの世界に来てはならぬと言うおきてがあります。 でも魔石化された仲間を助けるために若者達が扉の前に集結したのです。その時にティナの姿が… |
| ティナ | 私も感じました。あなた達の想いが扉の中から。 |
| ユラ | ティナが扉を開けてくれた事で外に出ることができました。しかしこちらの世界に出たとたんに自分の力をコントロールできなくなってしまったのです。 そのために、一つの都市をメチャメチャに破壊してしまい、罪の無い人達まで… |
| ティナ | 私と同じだわ…突然手に入れた力をコントロールできなくて… |
| ストラゴス | おそらく幻獣はあちらの世界では力がある程度おさえられる傾向があるのじゃろう。それが突然開放されたために… |
| ユラ | 幻獣によっては精神に失調をきたし人に危害を加える者も…本当にもうしわけない。 |
| ロック | 帝国も幻獣達との和解を望んでいる。どうだ? 俺達と来ては。 |
| ユラ | ……われわれをゆるしてくれるのか? |
| ロック | サマサの村へ行ってレオ将軍達と合流しよう。 |
| ティナ | そうね。 |