リカちゃんのページ 16
さて、私が人形を作る企画会社の人だったとします。
本体の人形の仕様は決まりました。
次にどんなドレスを着せようかな?と思ったら
お人形だけに「可愛いもの」や「多少、現実離れしているもの」なども、頭に浮かびますが
「制服」や「世界の民族衣装」も是非とも!入れておきたいラインナップです。
ワールドリカちゃんは
1992年のリカちゃん誕生25周年を記念し製造されました。
それはイギリス・スペイン・アラブ・スイス・中国・インド・オランダ・日本・韓国・アメリカ
各国の民族衣装を身に纏ったリカちゃん、10体入りのBOX仕様でした。
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箱が63×54cmと、かなり大きいです |
各22.5cm
1体ごとにその民族に合わせて肌の色や目の色なども微妙に変えてあり
非常に手の込んだ一品となっております。
ワールドリカちゃんは上記の商品が
最初に販売されましたが
後年、箱や仕様が変更されたバージョンが存在しています。
ワールドリカちゃん・別バージョン1(1992年頃?)
箱はワールドリカちゃん発売の1992年とぴったり重なる白い箱にピンクの水玉のものです。
中国リカちゃんに私服を着せて販売したものと思われますが
詳細は不明です。
ワールドリカちゃん・別バージョン2(1992年頃?)
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スイス |
中国 |
箱はワールドリカちゃん発売の1992年とぴったり重なる白い箱にピンクの水玉のものです。
今までに、この箱のバージョンではスイス・中国・スペイン・オランダを見たことがあります。
全10体版のバラ売りと考えてよいと思います。
ワールドリカちゃん・別バージョン3(1998年頃?)
1998年から、しばらく見かけたピンク箱版です。
リカちゃんキャッスル及び、磐越自動車道の阿武隈高原サービスエリアで販売されていたそうです。
(同時期にキャッスルのプラ箱に入れられたバージョンもありました)
スイスと中国のみ販売されていたようですが、
1992年版と比較しますと
スイス・目の色が違う
中国・目の色と前髪の処理が違う
と、マイナーチェンジが施されております。
1992年に発売された全10体版の定価は39800円です。
こういったセットものはどうしても単価が張りますが
それに見合う内容であればファンはついて行きますので
タカラさん!よろしく!
1999年1月11日
2001年11月29日 全面改定
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