パソコントラブル日記


 私がパソコンを導入してからもう3年が経ちますが、本体は今まで一度も変えず(変える余裕がなかったのが本当のところですが)、なんとかトラブルも乗り切ってきました。が、今回のトラブルは今までで一番大きいものでした。

・1月2日(土)

 実家(木更津)から帰り、パソコンの電源を入れました。何もなく正常に起動し、溜まっていたNIFTYの発言をダウンロードし、さて読もうとすると、フリーズしてしまいました(^^;)

 仕方ないので再起動すると、何かおかしい。起動の音がいつもと違い、HDDを「ガリガリ」というような音がして、しまいには「I/O ERROR」と出て、アラームが出て止まってしまう始末。

 何が起こったのかわからず、ただわかったのは「新年早々、大トラブル」ということと、年末に行ったIRQの重複設定が原因ではないか、ということでした。

 

・1月4日(月)

 新年仕事始め(私は幸い5日が仕事始め)。早速NEC BIT-INNに電話すると、「HDDの故障の可能性が高い」という返事。NEC商品サービスの板橋SS(といっても練馬区北町にある)に電話して、修理依頼の方法を聞く。

 ただ修理となれば当然、HDDの中のデータは消えてしまいます。なんとかデータだけ取り出せないかと試行錯誤しました。

 まずはWIN95の起動ディスクですが、私が作っていたのはかなり前の時期のもので、役に立たず。(外付の機器を付けたりすると、基本ファイルの中身が変わる可能性があるわけで、当たり前ですが。)

 ムダとは思いながら、他の方の起動ディスクを受け取って起動しようとしましたが、失敗。この段階までくるとかなり暗雲が立ちこめてきますが、とりあえず翌日は会社なので、一旦諦めます。

 

・1月5日(火)

 自分の仕事始め。普通なら仕事始めはおとそで云々、というような職場が多いと思うのですが、私の仕事(コンピュータ)は、年末がのんびりだった反面、年始は地獄となります。

 そんな中でパソコンに詳しい先輩に聞いてみると、「起動ディスクで起動する」か、「Norton Utilities(シマンテック社製)」でリカバリーするかのどちらかしかない、という返答。

 帰路、「Norton Utilities」を購入して帰りましたが、これも事故直前のリカバリーデータをもとに設定を戻すという製品なので、望み薄なことがわかる。

 

・1月7日(木)

 「Norton Utilities」の救済ディスクセット(FD2枚)を作るのに、前のバイト先へお邪魔しました。ムダとは思いつつ、ディスクセットを作らせてもらいました。

 

・1月8日(金)

 「Norton Utilities」救済ディスクセットを試してみましたが、やはり機器の設定が異なるので、無理とわかります。このあたりになってくると、倦怠感というか、諦めが先に来て、次は「なくなるファイルがどれだけあって、どれぐらいのダメージなのか」を考えるようになります。

 とはいえ、篠原さんにお願いして作っていただいたWIN95起動ディスクからの立ち上げはOKでした。でも、HDDが認識されないことに変わりはなかったのでした・・。

 

・1月9日(土)

 修理には出さなければならないので、板橋SSへ向かいます。パソコンの本体は重く、箱も大きいので、乗り換えがあるバス利用は避け、山手通りの椎名町北側からタクシーを使用しました。(2,100円)

 

・1月13日(水)

 板橋SSから電話。書き込みテストをするのでWIN95のプロダクトIDを教えて欲しいというTEL。WIN95のインストールは自分でやるといってあったのですが、テストなら問題ないと思い、自宅に戻って返答する旨答える。

 

・1月14日(木)

 HDDが壊れているとのことで、HDDとCD-ROMドライブに技術料、しめて62,370円もの見積もりが来ました。予想以上の金額なので、返事を保留し、ちょっと考えていた案を翌日確かめることにしました。

 

・1月15日(金・祝日)

 秋葉原のラジオ会館にあるI・Oデータのショールームに行き、相談に乗ってもらう。それというのも、

「外付けのHDDを追加し、そこを起動ディスクにする。ただし、元の本体はSCSIボードを外して修理に出しているので、SCSIボードが本体に認識されていない。その状態からWIN95のインストールが可能か」

という案です。ここでの話はまずは『物理的には可能』。SCSIボードを装着してWIN95起動FDを入れて立ち上げ。そこからSCSIボードドライバFDを実行すれば、次回の起動からはSCSIボードの認識がされるので、そこにID=0で新規HDDをつなげればインストール可能という話になりました。

 物理的に可能なことがわかったので、費用的に明らかに安い外付HDD4.3GBを購入。実売で3万円でしたが、容量が修理分の850MBに比べれば、5倍で費用が半分なら、こちらを選ぶというもの。とはいえ、かなりのバクチでしたが(^^;)

 この日は蒲田での切手会に参加し、HDDを置き忘れることもなく(^^;)自宅に戻ってきました。

 

・1月16日(土)

 修理キャンセルを板橋SSへ伝える。工場に行っているので、戻ってきたら又連絡をもらうことにする。

 

・1月22日(金)

 会社は休みをもらい、板橋SSへ向かいます。ダンボールを持って電車に乗るのは嫌なので、バスを使用しました。ちなみにこの日のルートは、

    自宅→さくら銀要町(出)→昼食→国際興業池袋(営)→自宅→国際興業池袋車庫前→(バス)→池袋駅西口→さくら銀池袋西口→池袋駅西口→(バス)→熊野町→(バス)→上板橋2丁目

という、ものすごいルートになりました。池袋営業所は一日乗車券(500円)を購入するために寄って、一応元は取りました。

 さくら銀池袋西口は最初は予定がなかったのですが、要町で通帳記帳したら満杯。仕方なく通帳更新に寄りました。

 新規口座もメールオーダーの時代に、通帳更新が平日の9-15時しかできないのも、どうも納得がいきません。印鑑も前のものをはがしてくるだけ、身分証明書も見ないなら、別にメールオーダーできると思うんですが。

 板橋SSでパソコンを受け取り、キャンセル料(というより調査料)1,545円也を支払い、タクシーで自宅へ。そういえば、ここでは本体を、ビニール(あの穴を「ぷちぷち」するアレです)で包んでおり、確かにダンボールを使わずとも、これで輸送できるものと感心しました。

 自宅に戻って、まずはSCSI認識から始めますが、どうもうまくいきません。「これはキャンセルしなかった方がよかったか・・。」という思いも頭をよぎりますが、今更引き返せません。

 ダメもとでと、HDDまでつないだ状態で起動すると、なんとSCSIどころが、HDDまで認識されています(^^;)

 セットアップしようとすると、DISKINITとFDISKを実行しなければならないとあるので、それを実行して初期化してからWIN95をインストール。何事もなく、セットアップが完了したのは、この日の23時を過ぎていました。

 その後、外付けの機器を一つ一つ設定して、ハードのセットアップは完了。今度はソフトをと見てみると、大概のソフトは元々の起動ドライブ(というかWIN95 SYSTEMフォルダ)にDLLとかを書き込んでいたために起動できない状態となっていました。つまり、上書きインストールで処置完了。不足するアプリをCD-ROMからせっせと追加しました。

 

・1月23日(土)

 溜まっていた仕事はまだまだ片づきませんが、一応パソコンは軌道にのりました。何事もなかったかのように付き合ってきたパソコンのことを、まだまだ知らなかったのだなぁと言うことを痛切に感じました。それとともに、大変な時にお世話になった方々に心から感謝しております。ありがとうございました。

 

・1月28日(木)

 まだ復旧しない「クラリスホームページ」のセットアップ。コールセンターと照会を繰り返していたものの、CD−ROMドライバの設定自体が完全ではないということで、先にその設定をすることに。

 

・1月30日(土)

 NECに電話してみると「PC9821V7は特殊な構造なので、再セットアップ用に別のマニュアルを添付しているんです。お持ちですか?」という、びっくりの答え。こちとら3年使っていてそんなこと知らんわい(笑)。そういえば、ユーザ登録もちゃんとしたか記憶にないという状況じゃ何も言えないんだけど。

 NECカスタマサービスに電話して、マニュアルを送ってもらうように頼んで、今日できることはここでFIN。

 

・1月31日(日)

 使おうとしたらスキャナが使えない(大笑)。HDD2.1GB1つだけつなげていたときは上手くいっていたものが、もう1つHDDをつなげたら問題が出たらしい。いい加減面倒になってしまったので、また別途考えることにした。だいたいインストールをまともに完了したかさえ、記憶がきちんとしていないのだから、困ったもの。

 

・2月2日(火)

 NECカスタマーサービスから封書が届いたと思いきや、佐川急便メールで、不在配達を置いていっています(笑)。んなもんポストにぶちこんどけ!と言いたいところで、郵便局は平気でそういうことをしていて、別に問題ないのだからいいと思うのですが・・。郵便なら勤務地最寄り局へ留置で転送とかできますが、帰宅が遅いことを考えると、佐川の再配達は来週の日曜まで受け取れません。はっきり言って、受取人無視の取扱いだと思います。

 こっちは早く欲しいのに・・・。

 

・2月6日(土)

朝から10回近くセットアップと再設定の繰り返しをして、この日のところは何とか使えるようになってほっとしたのもつかの間・・・。

 

・2月7日(日)

CD-ROMドライブが認識できなくなり、Windowsのエクスプローラを開こうとすると「エラーメッセージ&真っ黒画面」行きに。恐らくQドライブ(CD-ROM)を認識しようとしてアクセスできずに「落ちる」のだとは思われましたが、CD-ROMドライブの認識方法自体がさっぱりわからず。ドライバかと思いインストールしたり、WIN95を再インストールしたりの繰り返しをするものの、上手くいかず。

おかげでここのところ精神的に絶不調です。

 

・2月11日(木)

休みの日といえばパソコン修理にかかりきりとなるのですが、この日も結論は出ずじまい。

そろそろヤケになってきて「いっそのこと本体丸々買ってきて入れ替えるか^^;」という冗談がだんだん本当に思えてきます。何せメモリは64MB積んでいる(もともと8MB)し、SCSIボード差し込んでるし、まぁ他のソフトとかはどうせWIN95とかMS-DOSで動く(動作制限とか相性が)から気にしなくていいんですが。

 

・2月13日(土)

困った挙げ句にNECに電話。10回ぐらいのコールで出るのですから、フリーダイヤルにしてはすごい話だと思います。話によると、「内蔵のHDDを無効にしていないので読みにいっている、FDISKでMS-DOSから切り離せばWIN95で認識しない(=CD-ROMを認識する)」という話なので、試そうとする。

が、ガリガリという音はするものの、FDISKで内蔵HDDそのものがまったく認識されていないので、領域の削除をしようにも無理な話。

それでも実はFDISKで「削除したふり」をすると、CD-ROMが認識できたので、一気にソフトをインストールしてしまいました。その後の地獄を考えずに。

3度めの再起動時、またもやCD-ROMが認識せず、何度やってもうまくいかないので、再度NECにTEL。すると「HELPを押しながら起動して、セットアップメニューから『内蔵HDDを切り離す』としてみれば」との答え(ちなみにこれはパソコンをハードウエアの上位で制御するBIOSの書き換えにあたるそうです)。ただし、「それでダメなら内蔵HDDをまともに機能させるようにする(買い換える)しかない」という答え。だんだん疲れてきました。

 

・2月14日(日)

だんだんどうしようもなくなってきたので、本体のみでも購入することを考えようかと、朝のうちに秋葉原へ。さすがに出足は遅く、人にもぶつからないので歩きやすい。ただし、秋葉原中央通りにはまだ車が走っていますが(日曜は12時から歩行者天国)。

中古やアウトレットを物色してきました。希望に叶う機種がいくつかあったので、あとはボーナス払いができるかどうかにかかってきそうです。(店によって、ボーナス一括払いができる期間が違うようです。それも、同じクレジットカードで、同一チェーン店で違うのですから変な話。)

 

・2月15日(月)

いい加減疲れて、パソコンの本体を改めて覗いて見ると、接続のコード(マザーボードと結んでいる部分)が、CD-ROMと内蔵HDDでは違うコードであることが初めてわかる(笑)。

内蔵HDDにつながっている2本を外し、起動してみると、CD-ROMが認識されている(!)。要は、起動はSCSI外付HDDに移っていたものの、CD-ROMの制御は(壊れた)内蔵HDDを経由していたため、認識できずにとまっていたようです。

で、今度はCD-ROMが認識できたと思ったら、FDD(内蔵FDドライブ)が動作しないという情けない事態が発生。ここで寝る。

 

・2月16日(火)

会社から帰り、再びPCの中を覗くと、FDDにつながっているコードを、HDDのコードを外したときに勢いで同時に外していたことが判明(大笑)。つなぐと何の問題もなく使えるようになりました。ヨカッタヨカッタ。

考えてみれば故障からなんと1か月半。ようやくまともに機能が復旧しました。

新規PC、どうしようかなぁ、、、かえって困る。

(なまじっか復旧してしまったので)

 

・2月20日(土)

 今度はFDDが壊れたようです(^^;)。これは完全なオペレーションミスで、BIOS設定でFDDを2HD(1.44MB)に固定していたのに、2DD(640KB)を入れたためにFDDが壊れてしまった模様。(今までこんなことはなかったんですが)

 原因はワープロ専用機「OASYS」のフロッピーを「リッチテキストコンバータ」(アンテナハウス社製)を使ってWord文書に切り替えようとしたのですが、OASYSは2HDしかサポートしていない(つまり仮想ディスクは2HDしか対応してくれない)ことが理由のようです、

 さすがにここまでいくと新規PC導入に傾きます。

 ここで導入候補にしたのは今までと同じValueStarのCPUアップグレードになるPC9821V13(Pen133MHz)と、1バージョン上のMATEXのPC9821Xa16(Pen166MHz)です。まだWindows98へ移行する決心がつかないので、Windows95ベースで満足に使えて、リーズナブルな(中古品で在庫があり、まぁ3年ぐらい持ちそうな)もので候補に挙げました。

 

・2月28日(日)

 朝一で秋葉原という予定は前日の夜更かしで見事に崩れたものの、昼過ぎには到着。さっさと仕様を確認して、PC9821Xa16をソフマップで購入。配送と消費税まで加えて8万を少し超えました。CD-ROMドライブを前のユーザが16倍速に付け替えたそうで、そこだけ14日間保証になっていましたが(それ以外は12か月保証)。

 

 

トップへ戻る