日本人宇宙飛行士第1号に応募の話

1985年8月に毛利衛、土井隆雄、向井千秋の3氏が選抜された日本人初の宇宙飛行士
(Payload Specialist:搭乗科学技術者)募集に際し、私は大胆にも応募しました。

募集は、1983年12月1日〜1984年1月末までに所定の書類を用意して応募したわけですが、
全国から533名の応募があり、私は残念ながら、見事書類選考で落ちてしまいました。

当時の科学雑誌(誌名不詳)の記事

応募の条件は以下の7点でした。
1.日本国籍を有すること
2.自然科学系短大卒以上の学歴を有し、2年以上の研究業務経験のあること
3.5年以上の実務経験があること
4.所属機関の推薦があること
5.健康であること。(身長、血圧、視力、色神、聴力、心理的特性など)
6.科学技術の知識を有すること
7.英会話の能力を有すること

以上の条件を何とかクリアできていたはずであるが、世の中にはそれ以上に優秀な人が
沢山いることが思い知らされたわけです。

その後、何回か同様の募集があったのですが、再挑戦はしませんでした。