クリア後オマケ小説レベル2

10000hitsお礼企画 脱出せよベジたん! クリア後オマケ小説

【Level 2】戦闘力16万レベル(※100倍トレーニング後カカさん)【普通】

クリアおめでとうございます!クリア後のオマケ小説、果たしてベジータは無事カカロットと再戦できたのか?!

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クリア後オマケ小説 Level 2

「俺たちの対決はどうするんだカカロット!」













「い、嫌だ!……あっ……くっ、ぁ……あああっ……!」
その男に激しく突き上げられるたび、背筋に灼熱の震えが走る。その甘美な感覚がどうしようもなくまた欲しくなる。
「…っは、あァ…カカ…ぁ…も…やだ…!」
繋がった箇所から、流れ込む熱と快楽。湿った水音と共に擦れ合う部分がじくじくと熱を持ち、激しく梳きたてられる敏感な前と共にもう限界だと訴える。
「どうして嫌なんです?すごく感じているんでしょう?あなたはお父さんにひどくされるのが大好きなんだ」
「……ひっぁ……違う……ちが……う……ぁあ……っ……」
そいつの言葉を否定しようとしながら、俺はもはやすっかりそいつの体に溺れきっていた。それでも俺の中に残されたちっぽけなプライドは、そいつに良い様に扱われることを拒み、何とか押し退けようと必死に伸ばした俺の手の先で、そいつは笑っていた。カカロットそっくりの、とても優しい顔立ちで。



















その日フリーザ軍の包囲網をようやく掻い潜った俺は、上空からその姿を見つけその隣りに降り立った。
「ここにいやがったかカカロット、さっさと俺との勝負の続きを始めやがれ!」
着地と共に臨戦態勢に入り油断無く身構える。俺の声に反応して、その男が振り返る。
「……?あれっその声は…」
その声、その気配。たしかにカカロットに良く似ていた。しかし――。
「……――っ!」
振り返ったそいつの顔を見て俺は驚いた。顔も声も纏った気配すらもカカロットにそっくりだが、その髪は短く刈られ、服装は例の山吹色の道着ではなく風変わりな衣装…以前カカロットと戦った時に目にした地球人の平服のようなものを着ている。俺はすぐに気が付いた。こいつはカカロットとそっくりの顔をした、別人だ。



漸く見つけたはずの宿敵が見当違いだった事に、俺はひどく落胆した。
「ちっ、人違いか。何だキサマ紛らわしい顔しやがって」
「人違い…?」
「フン、いつもなら問答無用でキサマなんかぶっ殺してやるんだがな、俺様は今忙しいんだ。キサマ命拾いをしたな」
漸く見つけた相手がカカロットでなかった事を忌々しく思いつつ俺は飛び去ろうとした。しかし次の瞬間、そいつが言った言葉に俺は耳を疑った。
「待ってくださいよ、ベジータさん」
「……何だと?キサマ!どうして俺の名前を…!!」



俺はすぐさま飛び退き、掴みかかられないよう間合いを取る。カカロットそっくりの容貌をしたその男が何者であるにせよ、怪しい者に違い無い。しかしいつでも攻撃態勢に入れるよう身構える俺を見ても、その男は呑気そのものと言った様子だった。
「すいません、ここは……うーん、間違い無くナメック星、ですよね?」
「………………」
問いかけてきた相手に対して俺は当然返事はしなかった。その男は自分から俺に話しかけてきたにも関わらず、俺が返答しなくても全く気にした様子は無く、一人で勝手にしゃべり続けた。
「おかしいなあ?ナメック星である事は間違いないみたいなんだけど、どう見ても『現代』のナメック星じゃないなぁ」
「………………」
「ブルマさんの機械でも、やっぱりたまには狂う事もあるのかな」
意味の分からない事をぶつぶつと呟きながら周りを見回している。
「えーと、ピッコロさんの気は……感じられないや。やっぱり見当違いの時代に着いちゃったって事かな?」
『ピッコロ』、だと?どこかで聞いた事のある言葉だ。どこだったか…、そうだ、たしかカカロットと以前対決した辺境の星で……、それ以上の事は思い出せない。それにしてもあらぬ方を見回りながら独り言をつぶやき続けるその男は、目の前の俺がまるで視界に入っていないような様子だ。
「………おい」「ん?何です?」
俺に呼びかけられて、そいつはまるで今俺に気がついた、とでも言うような顔で振り返った。
「…だれだキサマ、一体何者なんだ?」
「僕ですか?僕は悟飯、孫悟飯です」
…『悟飯』だと?奇妙な符合に俺は目を見開いた。カカロットそっくりのこの男は、カカロットのガキと同じ名前を名乗った。カカロットの一族か何かか?…いや、そんなはずは無い。最後のサイヤ人は俺達3人…俺とカカロット、そしてカカロットのガキ…だけだ。他に同族がいるはずは無い。無論カカロットのガキと同一人物、などという馬鹿げた話を信じるわけが無いが、それにしても気味の悪い事を言う奴だ。



「ああ、ベジータさんがいるということは、フリーザがいたころのナメック星ですね」
「キサマ、フリーザの事も知っているのか」
「ええ、勿論。とても良く知っていますよ」
そう言って男は、カカロットを思わせるひどく甘ったるい顔で笑った。
「そして僕はあなたの事も良く知ってますよベジータさん。とても良く、ね」
……?何だ……?こいつの気配が急に変わりやがった……?そう考え終わる前に、その男の姿が一瞬目の前からかき消えた。
「……――っ!?」
俺が咄嗟に身を引こうとする前に、目の前に男が再び姿を現す。ぎょっとする程近い距離で。こいつ、俺との距離を一瞬で詰めやがった、しかも俺にまったく見えない程の動きで!
「キサマ何者だ!!」
「だから言ってるでしょう?僕は『孫悟飯』、あなたの大好きな孫悟空――カカロットの息子、ですよ」
「ふざけるな!カカロットの息子はまだガキだ、キサマのような奴じゃない!それ以外にサイヤ人の同族などいないはずだ!!」
「だから僕がそうだって……、まあ仕方無いか。信じられないのも無理無いですよね。――じゃあ、これなら信じてくれるかな?僕が子供のころ、この星であなたと会った時あなたはこう言いましたよね」
そう言って男は俺を見下ろしながら、左手を俺の頬に無遠慮に添え、驚くべき事を口にした。
「『オレたち3人は最後のサイヤ人だ。地球にもどったらカカロットのやつに伝えてくれ』」



「――っ!?」
驚きに目を見開く。それは確かについ先日、ドラゴンボールを隠し持っていやがったカカロットのガキに対して言ったセリフだ。
「『そのうちまた地球に行って、今度こそ必ずてめえと地球をふっとばしてやる』…ってね」
そいつは一字一句間違える事無く、その言葉をそらんじてみせた。そんな馬鹿な、なぜこいつがそんな話を知っているんだ、あの時あの場所には俺とカカロットのガキ、2人以外は誰もいなかったはずだ!!
「ベジータさん、あの時ご丁寧に僕に膝蹴りまでしてくれましたよね、あれ結構痛かったんですよ?」
そう言って、目の前の男は目を細めて笑った。



――――先ほどまでとは違う、ぞっとするような冷たい目で。



俺の表情をまったく機にする様子も無く、再び男が一人で喋り始める。
「ベジータさん、僕はね、ここまでピッコロさん……僕の大事な人を追いかけて来たんです。僕はその人の事だけを一生懸命に思い続けてるのに、その人は僕をちっとも振り向いてくれない。むしろ僕を避けてるくらいで……だから、僕はあの人を今追いかけてる最中なんです。あの人が僕の事を振り向いてくれないから……あの人が僕の事を好きだと言ってくれないから……だから……僕はあの人にひどい事なんかしたくないんですよ?したくないのにあの人が逃げたりするから……僕はあの人にひどい事なんかしたくないんだ……でも僕、もう限界なんです。あの人にひどい事したくないのに……そう思っていたら、ベジータさん、あなたが目の前に現れたんだ」


冷たい目をした男が、唇に愉快そうな笑みを浮かべたような気がした。危ない!と咄嗟に行動を起こそうとするより早く、強烈な衝撃が顎を襲った。殴られたのだ、とクラクラする頭で考えながら地面に崩れ落ち、それでもなんとか意識を必死で保った。
「ベジータさん、悪いけどまずはあなたで処理をさせてもらいますよ。あの人にひどい事をしない為に、ね」
『処理』とは何の事だ、などと聞くまでも無かった。地面にのびた俺の両手を抑えつけて、男が圧し掛かってくる。
「……あーあ。今のは軽く撫でただけのつもりだったんですけどね。まあ仕方ないか。ベジータさん、あなたの知ってる『孫悟飯』はまだまだ未知数の子供ですが、今の僕はあなたが恐れているフリーザなんかより遥かに強いんですよ?今のあなたなら、ほんの一瞬でその体を細胞単位で宇宙の塵にしてしまえる程に、ね」
そう言って男の手が、戦闘服の裾から忍び込んでくる。肌が直に触れた瞬間、俺の体が猛烈な勢いで震えだす。歯の根が合わない程に激しい震えは、一たび始まれば永久に収まりそうにない程だった。
「……まだ気を読む事に慣れていないあなたでも、感じるでしょう?僕がどれほど強いかって事を」
恐ろしく優しい声で男が囁きながら、まくりあげられた服の下の俺の肌に、直に唇で触れてくると、体の震えは一層激しくなった。ガタガタと震え続け、いつの間にか涙すら流れていた。――泣く程の恐怖を感じた事など、生まれてこの方、あっただろうか?





「ベジータさん、そんなに僕が怖いですか?ごめんなさいベジータさん、怖がらせ過ぎちゃいましたか?悪いことしちゃったかな?――じゃあ、目をつぶっていてください。ベジータさん、想像するんですよ。あなたはこれから僕じゃなく、お父さん……カカロットに抱かれるんだ、ってね。ベジータさんは早くお父さんに抱いてほしかったんでしょう?だから目をつぶって、想像するんですよ。そうすれば怖くないでしょう?大丈夫、お父さんと僕は本当に良く似てるって言われるんですよ。顔も、声も、体つきも、もちろん体の細かいところも、ね」
がくがくと体が震える。男の言葉を聞きながら、俺はもう止める事の出来なくなった涙の流れ続ける目を、固く、固く閉じた。




男が耳元に唇を寄せて、ひどく優しい声で囁きかけてくる。
『なあ、そう思わねぇか?ベジータ』




- end -






カカxベジ…と見せかけて飯xベジ(飯P前提)、でした。残念、カカとの再戦はまたしても果たせなかった模様。次のレベルでどうぞ再挑戦してください!