パソコン雑学

Windows98&Meのインストールで動作環境のチェックを外す方法
 例えば、WindowsMeを150MHz以下のパソコンには通常インストール出来ません。
 そこでそのチェックを外す方法がありますので述べます。
 1.「アクセサリ」の「DOSプロンプト」を起動します。
 2.CD-ROMドライブにインストールのCD-ROMをセットしアクセスできることを確認します。
   A:\>dir E:   通常CD-ROMドライブは"E"ですが、違う場合もあります
 3.制御をCD-ROMに移します。
   A:\>E:
 4.セットアップを実行します。
   E:\>setup /nm
 5.通常のWindows98orMeのセットアップが開始されます。
 6.以降は通常と同じです。
 尚、Windows98&Meの主なセットアップオプションは以下の通りです。
 
オプション 内     容
/id ハードディスクの空きをチェックしない
/ie 起動ディスクを作成しない
/im 基本メモリの空きをチェックしない
/is スキャンディスクを実行しない
/iv ネットワークのセットアップをしない
/IW 使用許諾画面を表示しない
/nm プロセッサチェックをしない

ハードウエアアップグレードの基礎知識
 1.Windowsが要求するハードウエアの変遷
 
OS 日本語版リリース CPU メモリー ディスク
空き容量
Windows XP 平成13年11月16日 300MHz 128MB 1.5GB
Windows Me 平成12年 9月22日 150MHz 32MB 295MB
Windows 98 SE 平成11年 9月10日 66MHz 24MB 355MB
Windows 98 平成10年 7月25日 66MHz 24MB 355MB
Windows 95 平成 7年11月30日 (調査中) (調査中) (調査中)
Windows 3.1 平成 5年 (調査中) (調査中) (調査中)
   Windowsはバージョンアップ毎に動作に必要なハードウエア環境が上表の様に拡大してきました。
   Windows3.1からWindows95へは画面処理等が画期的に変化しましたが、それ以降のものは僅かなバージョンアップに過ぎませんでした。
   しかし今回のWindowsXPはプロードバンド時代に対応した動画処理など機能が強化されていますので、動作環境とするハードウエアも大幅に拡大しています。
 2.この様な変化にどう考えるか?
   (1)現在使っているのに支障がないのでバージョンアップは考えない
   (2)ブロードバンド等の環境の変化に沿ってバージョンアップを考えたい
 3.バージョンアップするのにハードウエアをどう対応したら得策か?
   マイクロソフトのコマーシャルベースに乗って、ハードウエアをリプレースすることは経済的にも資源的にも良く考えたいものです。
   そこで、CPU、メモリー、ハードディスクを安価にアップグレードする方法もあると思います。
   最近、5年位前(平成8年頃)のパソコンを手に入れたので、CPU、メモリー、ハードディスクのアップグレードをしてみました。
 
パーツ IBM Aptiva 2176-H55 アップグレード
CPU Pentium150MHz AMD K6-2/500MHz(4.5千円のバルク品)+CPUアダプタ(4.5千円)
バルク品:完成品組入れ用のノンパッケージ部品。中古ではない。
メモリー
 (SIMM)
16MB×4 32MB×4 (14.0千円の中古)
新品は6万円前後しますので中古にしましたが無事に動いています。
HDD 1GB 1GB+2.6GB(2.5千円の中古)
20or40GBのバルク品であれば1万円前後。
   ※上記パーツはHDDを除きすべてインターネットで申込み、代金引換で購入しました。
   尚、そのやり方を解り易く写真入りで説明してある日経ベストPC特集「パソコンパワーアップ術」を参考に是非ご覧ください。
   その時に調べた情報をここに掲載してみたいと思います。
 4.ハードウエアスペック情報
   (1)CPU
       @機種でソケット形状、動作電圧が違います(CPUスペック一覧表)
       Aそれを変換する為にゲタと呼ばれるCPUアダプタをかませます
       Bやり方を解り易く説明してあるパソコンパワーアップ術(CPU)をご覧ください
   (2)メモリー
       @一般的にSIMM、DIMM、RIMMの3種類があります
 
 SIMM:Single Inline Memory Moduleの略
SIMMには30ピンと72ピンの2種類があり、データ転送が30ピンは8ビット単位、72ピンは32ビット単位で行われる。低速な為、最近は市場から姿を消えつつあり、逆に高値となっている。
DIMM:Dual Inline Memory Moduleの略
データ転送が64ビット単位で行われるため、SIMMより高速な処理が可能。基板の表裏に一列ずつ、つまり二列に割り当てられていることから名付けられた。SDRAMを用いた168ピンDIMMがPC用のメインメモリとして多用されている。
RIMM:Rambus Inline Memory Moduleの略
Rambusが開発したDirect Rambus技術を使用したDRAM。クロックの両エッジに同期して、最大1.6 GB /sの転送速度を実現している。
       Aソケットの形状でどの種類かを判断します
       Bやり方を解り易く説明してあるパソコンパワーアップ術(メモリー)をご覧ください
   (3)ハードディスク
       @まず内蔵にするか外付けにするかの判断が必要です
       A内蔵の場合にはE-IDE接続規格のHDDとSCSI接続規格のHDDがあります
 
 E-IDE接続規格:Enhanced Integrated Drive Electronicsの略
ウエスタン・ディジタル社が開発したコンピュータにハードディスクを接続するインターフェイス規格
通常、内蔵HDDはこの規格で接続されています
SCSI接続規格:Small Computer System Interfaceの略
米国標準規格協会(ANSI)が標準として制定したコンピュータに周辺機器を接続するインターフェイス規格
通常、E-IDE接続が既に4台接続されている場合か負荷を分散する場合にSCSIボードを増設してこの規格で接続します
       Bやり方を解り易く説明してあるパソコンパワーアップ術(ハードディスク)をご覧ください
 
「パソコン選択」のご参考
 内容が古くなりましたので、改刷準備中です。

[H13.10.29 更新]