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サスペンション(audi worldの片鱗)

 最近のaudiを象徴するマルチリンクフロントサスペンション。
乗り始めは、拳一つ分くらいハンドルの感触があまいな所を感じますが、車はきっちりと反応
しているのに気づきます。他のメーカでもこの様なマルチリンク機構のサスペンションを導入
していますが、audiならではの特徴と言えば「スタビやダンパー下部の支持位置がアームのほ
ぼ中央にある」ところでしょうか?(図中文字は無関係)
 一般的には、これらの支持をホイール端で支持するのがポピュラーです。
すなわち、そうする事でタイヤのストロークとダンパーやスタビのストロークが一致します。
タイヤが1動けばダンパーも1動いて制御できる事になり動きのコントロールが楽なはずです。
しかるにaudiは、前記支持位置に設定している為、タイヤが1動くのを1/2の動きで制御し
なければなりません。これが、曲者。1/2の動きで制御するという事は2倍の力で制御する
という事です。

普通なら、なぜ?となってしまうと思いますが、そこはエンジン縦置きFFにこだわるaudi。なにかあるのでしょう。
(この辺が、タイヤの銘柄や、空気圧に敏感に反応する片鱗の様な気もします。)
こう書くと欠点の様に思えますが、標準サスの柔らかさでもカーブの切り返しの見事な動きを演じる車・・・・・。(特に99.5モデル)
今でもお目に掛かった事ありません。
(普通、あの切り返しの動きをだそうとした車は、大抵がちがちにサスを固めた車です。ばねの硬さと切り返しの動きに相関が無いのをこの車で教えられました。)
さらに、99.5モデルでは特にフロントの段差突き上げ感も見事に克服しすばらしいの一言です。
 机上の理論が全てに優先する一般メーカとは、一線を画す大きなポイントと思いました。

 例えば、直線での微少舵角ハンドルレスポンスや連続スラローム&硬いサスペンションetcに魅力を感じるならば間違いな
くaudiに失望します。その変わり、カーブを曲がりはじめた後のハンドリングやカーブの切り返しでのボディの動きの良さ
を求めるならaudiは想像以上にすばらしく応えてくれる車と私は思います。
 *注)どちらが、正しいor間違ってるか?ではなく何を車に求めるかで解釈してください。
    私がサスペンションをチューニングしたのは、主に段差の突き上げ感と前後左右のピッチング&前後ロールバランスを個人的好みに合わせたものです。
    例えば、今時のスポーツセダンに乗ってる人からすれば、「良くあんな柔らかいサスで・・・・」という感想らしいです。(世間一般の好みとは違うらしいです。)

1999/8/25「やっぱりaudiは足フェチ」

 先日、ディーラにいってアライメントについて色々と話しをしていたら、A4のフロントサスは「バンプステア特性」が調整
できる事が判明。んへ!やっぱりaudiは足フェチなのでした。バンプステア特性とはサスペンションがストロークした時の
トーの変化特性の事です。この特性はサスペンションの仕様(コンフォートやスポーツ)で換えている様です。
時間がなくてそれぞれの特性をどうしているかまでは確認してこなかったですが、当然・・・・・
「今度、アライメント調整してくださいね。・・・涼しくなってからで。(暑い中じゃあまりに酷すぎます。)
・・・・でも、完全に嫌な客の筆頭です。