part6

なにしてンのよ〜
平成15年2月15日。おかあさんがやってきた!
夜勤のとき、いつものようにおかあさんが
ご飯を求めてフラフラしていた。
ヲイラを見つけるなり走り寄ってきて、
ミャーミャーとご飯をねだってきた。
ヲイラはご飯をあげず、ただ冷たい体をさすってあげた。
目をつぶって体をゆだねてくるおかあさん。
ヲイラは地面のアスファルトを手のひらで触ってみた。
氷を触っているように冷たかった。
おかあさんの肉球を手で暖めてあげながら、
ヲイラはつぶやいた。
「こんな思いはもうこれが最後だよ」
一緒に住もうと、その夜、心に決めた。
桜子嬢と撫子嬢は、
おかあさんであることを認識していないようだ。
生まれてから約1ヶ月、
おかあさんと一緒に暮らしていたのだから、
匂いくらいは覚えてるだろう・・・、
そう思っていたのに、残念だ。

去年の8月1日。桜子嬢と撫子嬢を連れてきたとき、
子どもたちを守るために
必死になってたおかあさんの姿を思い出す。

桜子嬢と撫子嬢がうろたえるばかりで、
おかあさんはそれほど動ぢない。
しかし、実の娘にシャーシャーと威嚇される場面は、
かなり切ない。。。
「ど〜した?」
てへへ
「下界は広いなぁ」
「あらよっと! ごめんあそぁ〜せ」
「ご心配なさらなくてよ!」
コタツ大好き娘が増えました。。。
母と娘
オカーサン娘。
どもね!

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