実家の前にある池のほとりに腰掛けてぼんやりと水面を眺める。
「今年も水草が繁殖してるな〜。」とか思いつつ、よく見ると水面に亀の鼻を発見。パンパンと手をたたくと、5・6匹の亀がゆらゆらと泳いで近づいてきた。
なんか餌でもやろうかなと思って家に戻るがあいにくパンがない。きゅうりを食うかなと思って与えてみたら、一旦咥えたけど、ペッとお出しになられた。で、おかきを持ってきて再挑戦。
ぐいと首を伸ばしてがぶりと喰らいつく。
「ちょっと亀には硬いかな、割ってやればよかったか。」とか心配したりしたけど、次の瞬間、「バリッ」という音を立てて噛み砕いておりました。顎の力強いのね。
慣れているのか、食い物しか見えていないのか分からないけど、鼻先におかきを近づけるとパクッと喰らいつく。指まで一緒に噛み付かれたら、満月の夜にならないと離してもらえないんだろうか。
ってそりゃ「すっぽん」か。
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