どんどん近づいてくる船。間違いなく目標はぼくらだ。そして、見覚えのあるおばちゃんが船の先に乗っている。・・・・・・、来るぞ、来るぞ、来るぞ、

 

「兄ちゃん、アジ買うてや〜っ!!」

 

やっぱりっ!

一瞬迷ったが、やはりここはお引き取り願った。次に来たら、3度目の正直で買ってあげるよ、おばちゃん。

結局ここでは小振りなキスを7匹ほど釣って撤収した。いつになったらいい型のが出てくるのかなあ、もうちょっとぶん投げてみたらよかったのか。 ふ。

昼前に一旦道具をたたんで、やいさんらと前に行ったあの小さな港に行ってみることにした。

 

 

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