【室戸経由広島】
阿南市での仕事を終え広島に帰る日曜日、ぼくは釣りをしていた。そのとき海部郡にいて、いつものように瀬戸大橋を通って帰った方が早く着くとは思ったけれど、ふと気が向いて南廻りで帰ってみたくなった。
四国の右縁を室戸に向けて南下中、峠越えでショートカットする道があったけど、「ついでだから」と室戸岬まで廻ってみることにした。(なんのついでじゃ)
室戸岬に着いてまず思ったのが、「釣り人がいないな」ということだった。たまたまいないだけなのか、それとも国定公園で観光地だからみんな遠慮してるのか、定かではない。まあしないか。普通。
やっぱりそれなりに観光とかのお客さんがぽつぽつ来ていた。お遍路さんもちらほらいたな。遊歩道があって、雄々しい海岸の様子をぐるっと見て回れる。
「一望出来るところがないんかな?」
と思って山のほうを振り返ってみると、「展望台」という看板が見えた。
「あるじゃんか。」
行ってみることにした。