「え〜っ、明日も仕事っすか〜」
12月のとある土曜の夜、我々(といっても2人だけど)は悲痛な叫びをあげた。
「日曜くらい休ませて下さいよ〜」
「なんだおまえら日曜ったってどうせすることねえんだろォ、んだったら出てこいよ〜。」
「いや、日曜は釣りに行かなくちゃなりませんから。」
「んあああ〜? 釣りィィィ〜? んだとンノヤロ〜! ・・・・・・ わかった。んじゃあ宿題だ!こんだけぁやっとけ!」
と、毒づかれながら積算元の資料と図面を1.5cmほどお預かりしてその日は事務所を後にした。
次の日、やいさんとH氏は予定通り朝から釣り場を目指して出かけていったが、ぼくは朝から宿題だ。泣けるぜ。
昼頃ようやく目処がつきメールをチェックすると、H氏から「アイナメがつれました。」との情報が入っていた。心臓をわしづかみにされる思いでH氏の携帯に連絡を入れると、「ぶち(すごく)寒いけえ軍手買うて(買って)きて。ついでになんか食料も!」との事。
「オッケ〜。」
とるものもとりあえず部屋を後にした。