お盆があけたら異動があると言われていたが、気が付けば9月も終わろうとしている。ぼくはまだこの街にいる。

ぼくが小さい頃は親父の転勤、そして18からは就学、就職、転勤でいろんな土地に行ったけど、通算でいちばん長い期間いたのがこの広島で、会話のベースはもうすっかり広島弁である。

学生の頃、いったいどこまでが広島弁なんだろうと、東に向かって原付でトコトコ走りながら人々の会話に耳を傾けたことがある。県内は多少イントネーションの違いはあっても、まだ広島弁だった。福山あたりはちょっとキツイ広島弁のような気がした。

んで、どこから違いを感じたかというと、倉敷の手前(広島寄り)のなんとかいう町...町の名前は忘れてしまったけれど、たしかその辺だった。だんだん岡山弁に、グラデーションのように変わっていくというのではなく、チャンネルが変わるように、「カチッ」と変わったのが印象として残っている。

西の方は、そういうことをしとらんけぇ、分からんのぉ。ほいじゃが、わしゃぁまた異動があるんじゃろうか。広島におりゃあたちまち会社の宿舎があるし、しばらくおらしてもらえりゃええがのぅ。まあ本音は山口に帰りたいっちゅうんもあるがのぉ...。

【訳】:

西の方面は、そういうことをしていないから、分からないなぁ。だけど、ぼくはまた異動があるんだろうか。広島にいればとりあえず会社の宿舎があるし、しばらく居させてもらえたらいいんだけど。まあ本音は山口に帰りたいっていうのもあるんだけどねぇ...。

ひとつ分かったことがある。方言はワープロでは打ちにく〜い。タイプするのはいいけど、うまく漢字変換してくれん。「わからん」と打って変換すると、「和下欄」ってなるよ〜(^_^;) まあいいけど。

 

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