やつは毎日来るようになった。
慣れてきたのか最初の頃のようにビクビクしたような感じは無くなった。
えさを毎日50cmずつぼくの居るところに近づけ、距離が1mになったところで「チチチ」と口を鳴らして手招きしてみた。
やつは素直にやってきたので頭を撫でてやった。
「ゴロゴロ」
そのあとやつはぼくの体に頭をごつごつぶつけてきた。匂いをつけている。
「おまえ名前をつけてやるよ・・・・・・しまのぶち模様だからしまぶちさんってとこかな」
ネーミングセンスを感じさせないとりあえず的な名前だが、彼女は以後この名で呼ばれるのでした。
つづく。
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