「またこないかな?」

そう思ってコンビニでキャットフードを買って皿にあけ、前回やつが入ってきた窓のある部屋(普段ぼくがいる部屋の隣の部屋)のまんなかに置いてみた。窓も少し開けておいた。

「来ないな〜」

夜も更けたがやつが来る気配はない。

「ちぇっ」

あきらめて寝ることにした。

部屋の明かりを消して横になっていると、「トトトト」と隣の家の庇をねこが走る音がする。

「来たかな?」

期待通りやつは来た。キャットフードが置いてあるのは隣の部屋だけど、ぼくが寝てる位置からは確認できる。昨日のやつだ。


【選ぶ】

・ ぼくはそのままうとうととねむってしまった。

・ 「暗くてよく見えない」と思い、部屋の明かりをつけた。