合戦の道具 〜軍配と采配〜

▲ 川中島の戦い 武田信玄と上杉謙信の一騎打ちのシーン。
武田信玄は刀を抜く時間がなく、軍配で上杉謙信の攻撃から身を守った。


戦国時代、合戦で兵を指揮するとき、いろいろな道具が使われてた。

有名なのが・・・兵を指揮をする時に使われていた「軍配」や「采配」。


軍配は「軍配団扇」の略で、兵の進退を指示する時に用いられた。
本来は軍師が持つ道具であったが、時が経つにつれ大将が用いるようになった。
材質は鉄や皮などなど・・・



▲「軍配」(右:信長の野望 烈風伝より)





▲「采配」

采配は、棒(木など)の先に細長く切られた布や紙を付けたものである。
合戦の時、この采配を振って兵に指示をした。
物頭以上の身分の者が使用することを許されていた。

・豆知識・

「采配を振るう」・・・指図する。指揮をとる。采配をとる。

三省堂 「大辞林 第二版」より










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