描くこと

 小さい頃から絵を描くことが好きだったものの、描きたいものが無く、描く必然性を感じなかった。

 「何かないか」と中国へ渡った。

 ある偶然から、‘中国農民画’に出会い、その人間臭さに感銘を受ける。

 母が死に、自らの慰めのために描き始めた。絵を描くことが私の精神安定剤だった。

 一方で、「私は何のために描くのか」という自問自答が続く。

 ‘年画’や中国吉祥文様を勉強していくうち、人の幸せのために描きたいと思うようになる。

 運命的に‘ある国’を訪れることになった。
 そこでは、人々の幸せを願った宗教的絵画が、今も生活に生きていた。
 自分に有るものは二つ。それは、“笑顔”と“絵を描くこと”だった。

 今、私は描く必然性を感じている


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