法師温泉(群馬県)

秘湯の宿昔ながらの赤い郵便ポストと「御入浴客御宿」の古びた看板がかかり江戸時代の旅籠の面影を

残す長寿館の建物は明治の建築で与謝野、晶子夫妻、川端康成、直木三十五、内村直也など多くの文人た

ちも訪れている・

国鉄時代のフルムーンポスターの舞台になった大浴場「法師乃湯」・建築されてから1世紀以上経ってい

る、下に敷き詰めた玉石の間からポコポコ自然湧出4つの浴槽は微妙に温度が違い、浴場は鹿鳴館調とい

えるでしょう。浴場としては珍しいこの建物は明治28年の完成。

今日、屋根は深い緑に苔むし、辺りの自然によく調和しています。 昼は窓越しから差し込む光が控えめ

に、夜は行灯風の灯りがほのかに素朴な浴場に映えています。 真夜中は老若男女のペアでの入浴がまた

頬えましい。

          草まくら手枕に似じ借らざらん

                     山のいでゆの丸太のまくら  与謝野晶子


           妻の背を洗す夫あり 法師の湯  内村直也

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