(158話)

無鄰菴

ところ      左京区南禅寺草川町31

無鄰菴(むりんあん)は元老・山縣有朋の別邸で七代目小川治兵衛の作庭。東山山麓の南禅寺下
河原一帯を別荘地として位置づけて発展させようとしていた当時の政財界の動きがあった。
東山を借景とし明るい芝生に琵琶湖疏水を引き込み浅い流れを配した池泉廻遊式庭園で、近代的
日本庭園の嚆矢とも言えるものであった洋館の2階の間で開かれた「無鄰菴会議」は有名である
琵琶湖疏水は日本初の水力発電(蹴上発電所)の電気は日本第一号の電車(市電)を走らせ、京の
町に明るさと活気をもたらした、又この界隈の別荘、平安神宮、円山公園一帯に引き込まれ琵琶湖
の水は数々の名庭を生み、時の人々の心をいやし、都が東に行った寂しさを癒した。
無鄰菴は昭和16年(1941年)に京都市に寄贈され、現在、京都市が管理、公開しています。
 
無鄰菴会議
1903年(明治36年)元老・山縣有朋、政友会総裁・伊藤博総理大臣・桂太郎、外務大臣・小村寿太郎
という時の政権を担う重鎮4人によって、日露開戦を巡る重要な会議が無鄰菴洋館の2階の間で開
かれたこの会議の後日本は翌年2月には日露戦争開戦に突入した。

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