(118話)

カンカン石

ところ       東山区下河原通り八坂鳥居前青龍寺内

京都市東山区の霊山観音参道に続く道沿いに「きゃらかんさん」の通称名で知られる青龍寺がある
境内には叩くとカンカンと金属的な音がする石があるが、説明では約800年程前に落下してきた
隕石と言う事です。
有名寺院の集まる東山地域の中でも最古級で、唐から渡来した霊木のご本尊が逸話を伝える、唐の徳
宗皇帝が桓武天皇に観音像を贈るようにと聞いた皇帝は、香木の伽羅を日本への使節に託した受け取
った天皇の命で、伝教大師最澄が香木から観音像を彫り上げたという。
聴覚を呼び覚ます念仏石、別名「カンカン石」法然の弟子見仏が、法然を招いて念仏を上げた。これ
が、一日に六回、読経する浄土宗の六時礼賛念仏の始まりで、石は鐘の代わりに念仏の調子をとるた
めに使われたという。
石は諸願成就の御利益があるとして信仰を集める。軽く叩けば「キーン」と金属性の音。観音像のか
ぐわしさと相まって、五感で信仰を感じることが出来る。

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