(113話)

鹿王院(ろくおういん)

ところ            京都市右京区嵯峨北堀町24

観光シーズンでも人もまばらな鹿王院それ故に心が休まるまで堪能出来るのは臨済宗の禅寺。も
とは、泰暦2年(1380)、足利義満が24歳のときに長寿を願って建てた宝幢禅寺(ほうどうぜんじ)鹿
王院の開山塔院だったが、本寺は衰微し、この一院だけが応仁の乱で焼け残ったという京都十刹
第五と云う名刹。
山門には義満の筆による「覚雄山」、客殿には「鹿王院」の扁額が掲げられている。客殿、本堂、
舎利殿は廊下で結ばれていて、舎利殿には源実朝が宋から将来した仏牙舎利を収めた多宝塔が安
置されているという、この舎利殿を中心に本庭が広がり、嵐山を借景に三尊仏が配され苔で覆われ、
石組と植え込みを配した平庭式枯山水庭園である。鎌倉幕府の権力が衰退して先人達が五感をもっ
て会得したであろう禅宗が武士階級に浸透していったのがうなづける、脳を活性化し現世を自然淘
汰(とうた)するのに役立つ、一休宗純が幼少の頃を過ごしたと伝えられている女性専用の宿坊として
も利用することが出来る法話(約30分)は自由参加。門限は7時30分。朝食付き4500円。

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