渓谷の秋
 
吾妻峡へのリンク

11月9日
渓谷ではダンコウバイが春一番に黄色い花を咲かせる。クスノキ科の低木でクロモジやアブラチャンと同じ仲間だ。クスノキ科の木は皆独特の芳香がある。木の香りから壇香梅という名前がつき、花の色から鬱金花(ウコンバナ)ともいう。秋の岩場で澄んだ黄葉はこの木だ。枝先を見るともう来年の花芽がふくらんでいた。

 
松谷発電所下の弁天島からの紅葉とダンコウバイの黄葉


11月7日
弁天島から若葉台のあたりの国道沿いはまだこんなにきれいです。
 
川の波紋は川鵜?

   
メグスリノキとモミジ                                   


11月3日

 
吾妻渓谷 新猿橋から                      川原湯道祖神

10月31日
きのうの雨と風で落葉する木が出てきて、渓谷の紅葉も下流側へ移動し始める。指標木も少し色あせた。
松谷トンネル付近が今一番きれいだ。

若葉台より下流側 まだこれから

 
紅葉指標木の赤が少し褪せる          萩

 
              リュウノウギク     


10月27日 堂岩(川原湯と横壁の間にある岩山)
白い狐の顔に見えるところからおびゃっこ岩という。白岩沢の上にある岩で白岩沢の名前も、この岩からの命名だろう。堂岩の名前は、稲荷の社からきているのか、不動堂からきているのか、さだかではないが、堂岩の真ん中あたりにある将棋の駒のような岩をお堂に見立てて堂岩というのだと、母は言っている。

堂岩のおびゃっこ岩


10月26日
吾妻渓谷で川まで下りられるところは、唯一ここだけだ。そこから小蓬莱を見上げる。国道は、紅葉狩りの人でいっぱいだがここは、下りる人も稀で紅葉独り占め。

小蓬莱(見晴台)


10月25日



屏風岩



10月24日
ここからの紅葉が今一番きれいだ。

仙人窟と栃洞の滝上の紅葉


紅葉指標木


丸岩と高ジョッキ



                10月23日 布袋岩 鹿飛び橋下の岩 姥子平

 どれが布袋岩か、実は、はっきりしていないのです。やんば散策マップには「布袋さんが座っている様に見える半球状の岩」と説明が付いて、鹿飛び橋の下の岩が載っているが、私は、こちらの岩を布袋様の大きな腹に見立てて命名したのだと考えているのでこれを布袋岩としている。布袋岩を左側に下ると、吾妻太郎の乳母が住んでいたという姥子平がある。布袋岩と姥子平とも戦国時代の砦の痕跡と思われる堀切がみられる。

      
布袋岩                  鹿飛び橋下の岩

                        
姥子平


10月22日
今日は雨。この雨でまた紅葉がきれいになるだろう。紅葉は、毎日毎日変化して行き、落ちる寸前まで美しさが増していく。そしてその最後に降った雨で葉を全て落とし裸木となる。だから紅葉のピークはいつとはいえないのです。きっと高い山の紅葉は、きのうが最高だったはずです。


 
  雨の川原湯温泉と金花山

10月21日 午前11時
「吾妻渓谷 」は八ッ場大橋から松谷発電所のある弁天島までのわずか3q弱の間だけれど、そこから1km下流の荒神橋の眺めもいい。紅葉はあと少しというところだが、谷も深く、流紋岩と水のせめぎあいにより奇岩をなしている。たしか、若山牧水が地元の人と橋の上で酒を酌み交わしたのは、この橋だったかな。



荒神橋より上流側




10月20日午後1時50分〜3時
渓谷の「紅葉 指標木」3日前の写真とくらべるとずいぶんと赤い色が上がってきた。今日は、道陸神峠越えでない、吾妻渓谷越えのもう一つのルート上にあったという「道しるべ」を見に行こうと思い出かける。それは吾妻町三島上郷の阿弥陀堂にあるという――もともとは、鹿飛び橋のあたりにあった猿橋の右岸側に立っていたものを、明治21年に新猿橋が下流に掛け替えられてそこへ移転し、その橋も大正8年に落ちてしまい現在地に移った――と「吾妻町の石造文化財」に出ていたからだ。建立年は、安永8年(1779)とかなり古い。右岸側と左岸側の道しるべの数を見ると右岸側に5つと集中している。左岸側は明治14年になって松谷川中口にはじめて道しるべが立つ。江戸時代、高崎方面から川原湯へ入ってくる主要道は、右岸側の三島上郷経由猿橋渡りだったのではないだろうか……そんなことを考えながら「やんば散策マップ」をみて阿弥陀堂阿弥陀堂と探していたら唐堀の阿弥陀堂へ行ってしまった。そこは、お堂があるだけで石造物は何もない。散策マップには上郷の阿弥陀堂も、この「道しるべ」の事も載っていないのだ。仕方なく、まだみたことがなかった県指定の唐堀のモクゲンジの木を見て帰ることにする。見慣れている岩櫃山もちょっと違う顔をしているのでパチリ。


 
オヤマノボクチ            ニガナ

  
岩櫃山

 

10月19日午前10時45分
午前中に渓谷にいったので日向側の写真を撮る。大蓬莱と小蓬莱に挟まれた谷がすばらしいので、20年くらい前に名前を公募して付いた名前が「蓬莱淵」。名が付いた時は、新聞に載り標示板も立っていたが今はない。名前があろうがなかろうが渓の美しさには変わりがない。石垣の写真は、「タカノツメ」の写真である。子供のころ岩場に身を乗り出して取ったものだ。今は、その岩も道路の下になってしまった。その近くをあちこち見ていくと石垣に3株ほどつぼみを持った「タカノツメ」がみえた。車の通りが激しく近寄れないので遠くからカシャ。
 
蓬莱淵                           大蓬莱





10月18日午後2時
土曜日の渓谷は、紅葉狩りの車でいっぱいだったので、物干し場から渓谷方面を撮ることにした。一番遠くの屋根のような山が大平。その手前のもこもこしたところが渓谷の屏風岩で、そこから連らなる△の山の頂上が標高750mの道陸神峠だ。一昨年の秋、渓谷側から横谷に抜ける道陸神峠探索をした。戦国時代は「道陸神峠の要害」が築かれていたというこの見晴らしのきく場所は、水の手もあり山城の適地である。そんなわけで道に迷いマムシと遭遇したりと大変だった峠探索の写真があったので載せておきます。11日と12日に陶芸をしたお客さんの作品の途中経過報告です。




 
  
磨崖碑   返り花          マムシ  
 
アザミ
      





平成15年10月17日午後2時15分〜4時
今日は、渓谷のリュウノウギクの花を撮りたいと思い出かける。毎年撮るのだけれどよくとれない。いっぱいまとまったところを撮りたいのだが、どこか間が抜ける。咲いている場所も悪い。道路脇の石垣のところや、岩場。車の来ないのを見計らって急いでシャッターをきる。清楚でけなげで本当に可愛い花だ。歩道と反対側に咲いているのであまり人の目にも触れず、取られることもない。滝見橋によってから、暗くなってきのうとれなかった鹿飛び橋の写真を取りに行く。あまり人の撮らないアングルからとって見る。フユノハナワラビが出ていた。それから大文字草。この写真はとても危険だ。撮って後ろを見るとそこにも咲いていたが、感動の違いがはっきりと出た。どちらが良いかは、一目瞭然。川原畑から渓谷を撮ろうと登っていったら電池切れ。今日はこれまで。マタタビがなっていたので食べてみる。こんな美味だったかなあ。五味が全部含まれている。やっぱり日向は味がいい。

そうそうそれからもう一つ、渓谷の紅葉の善し悪しを見るのに使っている木を教えます。これはまだ非公開です。三番目の写真の真ん中にある木の色づき具合で見ます。よい年は、真っ赤になっていつまでも葉が落ちません。悪い年は、かさかさした感じで、すぐに葉が落ちてしまいます。今年はとてもよいです。紅葉台とトイレのある駐車場の中間あたりから確認できます。見つけてみてください。







 
 
リュウノウギク



フユノハナワラビ

花が大の字に見えるダイモンジ草



平成15年 10月16日午後4時15分〜50分
一昨日あたりから急に色づき始めたので渓谷へいってみる。山の上の方は、紅葉が始まっていたが、谷の方は、まだだ。今年の紅葉は、色の上がりがすごい。夏の長雨で 葉が水分をたくさん含んでいるせいだろう。渓谷の写真を撮るには、午後の2時頃から4時くらいがいい。日が川までとどくからだ。時間がずれると下の写真のように川に影が入ってしまう。

 
鹿飛び橋の上から                          白糸の滝

         

 
白糸の滝と滝見橋

 
八丁暗がり





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