陶芸教室
昭和36年刊行「世界陶磁全集」より(小山富士夫編集)
……しかし如何なる団体にも従属することを潔しとしない特殊作家は、各地になお相当認められる。先ず鎌倉の北大路魯山人は、その筆頭を飾る巨人であろう。…魯山人に次いでは、東京の奇人上口愚朗、伊勢の川喜田半泥子の両老が、茶碗づくりに壮者をしのぐ天才的健腕をふるっている。
特に愚朗老は、自ら野獣派陶芸と称して、専門既成作家の作とは異風の興趣溢れる傑作の数々をものにしている。魯山人・愚朗ともに先ず以て得難い存在といわねばならない。
陶芸家「上口愚朗」は戦前より古陶器を収集研究し、一心に焼き物を焼き続ける。井戸茶碗、唐津、志野、天目掻落、黄瀬戸、均窯 等を手がけて、全国の政界、実業界に愛好家が大勢いた。東の魯山人、西の半泥子、その中央に愚朗は位置していた。
拓庵窯について
拓庵窯は、陶芸家2代上口愚朗(東京谷中・大名時計博物館)の指導により、川原湯金鶏山の山ふところにお茶碗窯として開窯されましたが、現在は、やまた旅館の食器を中心に製作しています。
抹茶茶碗、食器、酒器、湯飲、飯茶碗、ビヤマグ、コーヒーカップ、ぐい呑み、花入れ、水滴、箸枕 土鈴
陶芸教室(6月〜10月頃まで)
やきもの体験 3,000円(税込)
やきもの体験と宿泊セット 13,000円
蹴ロクロ、電動ロクロ、手びねりにて作品2個くらい。
やきもの体験教室は、御予約時にお申し付け下さい。