スーパーエアダイバー

20XX年。出撃前夜

1990年代。世界経済は低迷期に入り、先進国始め各国は軍事予算を削減していった。一方、ソビエト連邦崩壊後の世界では、民族紛争などの衝突が続発していた。軍事産業は、紛争地域に向け正規ルートではなく、ブラック・マーケットを利用し武器・弾薬を流通させていた。その武器の中には、湾岸戦争で圧倒的な力を示した最新鋭機も大量に含まれていたのだった。

21世紀をむかえ世界は3度目の世界大戦に巻き込まれようとしている。突如、国籍不明の戦闘機が中東のX国領域を侵犯したのだ。レーダー上に映る、無数の機影。X国政府首脳は国連軍に出動を要請した。



諸君の使命は、機上のレーダーに映る敵機を全て撃破すること。そして、敵の正体を暴き、戦火の拡大を防ぎ、第3次世界大戦勃発を阻止することである。健闘を祈る。



暗号コードD-2940         極秘
統合幕僚本部より飛行大隊司令、ジョージ田中大佐へ
我が軍、最高機密である開発コードXF-119、通称エアダイバーの開発が最終段階を迎えている。この戦いでエースパイロットの称号を得た者に、実戦配備される1号機を与えることが決定された。

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