ロマンシア

ストーリー提供:ルーシアさん

はるか遠い昔。北方の広大なる森の中に2つの小さな王国が肩をよりそうようになかよくならんでいました。その名をロマンシア王国、アゾルバ王国といい平和で静かな日々を送っていました。それもそのはず、それぞれの王様は兄弟だったのです。

しかし、平和な日々は長くは続きませんでした。ある日、兄王のロマンシア王国の王女セリナが何者かにさらわれてしまったのです。風のうわさではセリナ姫は弟王のアゾルバ王国の奥地へと連れ去られたとのことでした。ロマンシア王国では、ただちに「王女救出隊」が編成され、アゾルバ王国へと送られて行きました。しかし、彼らはいくら待っても戻ってきませんでした。やがて、ロマンシア王国にはやまいがはやり、各地で異変が起きるようになったのです。

しばらくたったある日、ロマンシア王国にファン=フレディと名のる1人の若者がやってきました。彼はある王国の王子で旅の途中にロマンシア・アゾルバ地方の“冒険の森”とよばれる森に迷い込み、モンスターと戦っているうちにロマンシア王国にたどり着いたのです。

彼は、国の中を歩き回り町の異変に気がつきました。この町には若者がいないのです。そして人々は、何かにおびえたように身体をふるわせすすり泣いているのです。また、町のいたるところで病人が助けをもとめています。

今、ロマンシア城の前にいるあなた(ファン=フレディ)は王様に会って話を聞くも、城に入らずセリナ姫を探しに行くも自由です。ただし、もう後戻りはできません。冒険は今始まったばかりなのです。

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