真・聖刻(ラ・ワース)

ワースの世界へ
大地に秘められし力
〜聖刻〜

聖刻とは・・・・・? それはアハーンの地に秘められし聖なる力の刻印である。

聖刻は、古よりアハーン大陸に存在する神聖にして不可思議な力であり、すべての事象を司ると言われていた。ある者はこの世の原理そのものと言い、ある者は運命、またある者は奇蹟とも呼んでいた。聖刻の力は(聖刻石)と呼ばれる秘石によって生み出され、(練法)と呼ばれる秘術によって駆使される。その威力は(操兵)と呼ばれる巨人騎士を疾走させ、練法を取得する者(練法師)は地水火風を自在に制御するという。



八の聖刻の伝承
〜白と黒の戦い〜

このアハーンの大地に太古より伝わるひとつの伝承がある。神話の時代、天上の神々の姿を模して、八体の巨人が作られた。鎧をまとい、剣を携えた武神の姿は、見る者に畏敬の念を抱かせる。神話は、神が降臨する際の器として八体の巨人が用意されたと語られる。いつしか神々は愚かなる人間に愛想を尽かし、地上に姿を現わすことがなくなった。残された神の器を巡って人間は争いを始めた。神の力を宿す巨人の一体でも掌中に納めれば、地上の支配者、王の中の王となれるからだ。巨人は八体。彼らを手に入れた者たちは、(白)と(黒)・・・二つの陣営に分かれて最後の戦いに突入した。勝敗の行方は定かではない。大地の形は変わり、多くの都がそこに住む人々と共に失われた。勝者も敗者もいない戦いのすえ、八つの巨人は何処かへ消え失せてしまった・・・・・。そして巨人は機械の騎士(操兵)と呼ばれるようになった。この物語は(操兵)がただの戦いの道具に成り果てた時代に始まる・・・・・。

戻る