がんばれゴエモン外伝2 天下の財宝
「フィ〜〜〜〜〜ッ、平和だねぇー。こう静かだとオレ様の出番もありゃしねぇなあぁ」 とゴロゴロヒマを楽しんでいるゴエモンの所へいきなり、 「ゴエモンはん、ゴ・エ・モ・ンはん(ハートマーク) ええ話でっせー、ごっついニュースでっせー」 相棒のエビス丸が、かわら版を持って飛び込んで来た。 そのかわら版には大江戸タウンで行われる『世界ドロボウ大会』の案内が書かれていた。 「『世界ドロボウ大会』だとぉ?うさんくせー!ケッ、ケッ!オレ様を誰だと思っていやがるんでぇ。由緒正しき義賊のゴエモン様だぜ。ドロボウなんかと一緒にされたんじゃあ、御先祖様に申し訳ねぇじゃねぇか」 「……賞金1億両でもでっか?」 「な、なにぃ?いっ、いちおくりょお?」 「ほにほにほに、そうでっせぇ、一億両でっせー」 「一億両つったら一両がズラーッと一億枚……」 「そーそー一億両もありゃ、腹が割れるほどだんごが食べられて……」 「へへっ、それにあのかわいいおみっちゃんとデートしたり……。それは、その、ちょっと出てみちゃおうかなっ」 「ゴエモンはん……目ぇくらみはりましたな……」 「バカヤロッ……何て事言いやがるんでぇ、この頃ノンビリしすぎたモンだからちょっと腕だめしになっ、さっ、行くぜエビス丸!」 こうして、ゴエモンとエビス丸の新しい珍道中が始まった。 「レディースアンドジェントルメン……」 大江戸タウンで『世界ドロボウ大会』の幕は切って落とされた。 まずは、大江戸タウン内の大江戸タワーに隠された『これぞうくん』を見つけなければ予選は通過できない。 果してどうなる事やら……。がんばれゴエモン!(ついでにエビス丸もネ……) |