西暦２０２７年、突如軌道上にワープアウトした要塞惑星ゼクトロンから飛来した機械生命体の侵略により、人類は絶滅の危機にひんしていた。
地球連邦軍は壊滅状態に陥り、ほとんどの都市は敵の占領下に置かれてしまったが、生き残った連邦宇宙軍の開発部隊によって密かに反撃の準備が進められつつあった。新開発のアクティブアーマー《ダイオン》と母艦レイノアによって敵惑星本体を強襲しようというのだ。
海底基地の探査システムでこれを察知したゼクトロン側は、選りすぐりの遊撃部隊を地下ドックのレイノアに差し向けた。
「緊急発進！」
一気に空中へ上昇したレイノアに敵の飛空機兵が襲いかかる。ベッドテストすらしていない紺碧のアクティブアーマーがカタパルトにセットアップされ、ＲＣジェネレーターに初めて火が入る。
超騰したタキオン粒子の閃光の帯を曳いて、今、ダイオンが発進する……。 |
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