コンパクトデジカメ用マクロ。といっても虫めがねを利用して接写するだけ。フィルターネジがあるならクローズアップレンズが使えるけど・・・。なければ貼り付けちゃえばいい!?
単焦点デジカメ用(ネックストラップタイプ・フラットタイプなど) |
●単に虫めがねを貼り付けるだけ!
材料はルーペ。繰り返し使える再粘着式両面テープ。プラパテ。どれも文房具やとかホームセンターなどにおいてある。なお携帯用接写レンズ(粘着テープ付きのレンズで使い切りタイプ)は市販されている。ついでに拡大率は入手したルーペにより違います。
虫めがねでは大きすぎるでルーペレンズなどを使う。 | 携帯用の市販品もある(使い捨てタイプ) |
● 作り方
カメラの形状に合わせて再粘着式両面テープをはさみでカット。レンズ部分をカッターで切り取る(これが一番難しい? 丸くなくてもケラレがなければ可)。その上にレンズを載せて、パテでレンズを固定(作業をするときはデジカメにラップなどをかぶせて汚さないようにしてください)。パテが硬化したら終わり(笑)
再粘着式両面テープの粘着力が落ちたら洗えば復活するので、繰り返し使える。なお描写は周辺で流れやニジミがあり、お気楽マクロ程度に思ってください。
カメラ形状にあわせて大きさを決める |
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20cmマクロしかないU20でここまで写ればもうけもの? ただし周辺流れやにじみがある。 |
ズームデジカメ用 |
●筒を作ってレンズに被せるだけ!
鏡筒が伸び縮みするタイプは、レンズを貼り付けるには接着面積が小さいので、筒はめ込み式にする。材料はルーペのレンズと筒にする素材(ボール紙かパテ、1mm厚のゴム板など)。なおフィルターネジがなくてもフィルターアダプターがある場合があるので、お手持ちのカメラの説明書を今一度読み直してください(クローズアップレンズが利用できるなら、虫めがねより画質がいいしね)。
● 作り方
●ゴム巻きタイプ
ボール紙でレンズ台を作る。高さ5ミリ程度なので作りづらい(面倒くさい人はパテでワッカでも可。なお高さが低いほど広角側でケラレが少なくなる)。外径はデジカメの先端のレンズ筒にあわせます。外径を合わせる作業をするときは、ラップなどをかぶせてレンズを汚さないようにしてください。
次にレンズを接着剤でレンズ台に固定する。乾いたら、両面テープでゴム板を筒状に貼る。ゴム板の高さはレンズ筒に干渉しないように、デジカメレンズ筒が一番短くなる高さより短くする。ゴムをやや伸ばしつつ、下を向けて落ちない程度で脱着に支障がない程度に巻く。微妙な調整が必要なのでじっくりと。なおデジカメのスイッチを切るとレンズが引っ込むので、落としたり、あるいはレンズエラーになるので、つけっぱななしにしないよう注意してください。
●紙筒タイプ
写真のクールピクス3100のように、レンズ保護環? や前面に平ら部分がある場合は、ヤマノンレンズの外筒と同じものを作って見るのも一考。レンズ筒の高さは干渉しないようにデジカメレンズ筒が一番長くなる高さより長くするくする(高さが高いほど広角側でケラレが大きくなる)。レンズ台座と外筒カメラ側が基準面となるので、その面は接着時に時々たたいてそろえ、水平がでるように筒を作ってください。内径はレンズ保護環? に、はめ込めるきつさに作りますが、平行筒部分がない場合は、単にヤマノン筒を持ってボディに押し付けて使います。ホールドしやすくなるので、虫メガネをかざして撮るよりは撮影がしやすくなります。
ズーム鏡筒に被せる | 凸レンズ+紙筒+ゴム板 | ヤマノンレンズをそのまま利用。 |
● 効果
デジカメのマクロモードよりぐっと近づける。望遠側でマクロ撮影が可能になるので、接写能力がぐっとあがる(コンパクトデジカメの場合は広角マクロのみの場合が多いから)。 また望遠側だと虫めがね独特の像の流れや収差の影響も少なくなりかなり使える。とはいえお気楽マクロ程度に思ってください。 |
デジカメのマクロモードよりぐっと近づけるので、カメラの陰や手ブレに気をつけてください。またAFは効くけど合わせたい所にあっているとは限らないし、コンデジのモニターでは、いまいちピントが確認しづらいので、ほんのちょっとカメラを前後させて何枚か撮って見てください(シャッター半押しでAFロックさせたままかマニュアルで、詳しくはお手持ちのカメラの説明書を今一度読み直してください)。 |