ご慶事のしおり ©山長 本店広報室 編 | ||||||||||
成人式は、大人への仲間入りが認められる人生の大きな節目であり、健やかな成長を家族で喜ぶ晴れの日です。一般的にその年の「成人の日(1月第2月曜)」までに満二十歳に達した男女を対象に、自立する青年を祝い励ますため各市区町村主催の式典や祝賀会が開かれます。「成人の日」は国民の祝日として1948年に制定されました。 中国の『礼記』には二十歳になった男子に冠をかぶせ成人を祝う「加冠の儀」が記されており、これが日本に伝わって今日でも宮中で行われています。民間でもかつては元服式として、男子は髪を結いまとめて初めて冠を着け、女子は長く垂らしていた髪を結い上げてかんざしを飾りました。この元服を済ませば、男女とも結婚してもよいとされていました。 現在の日本の法律では、満二十歳を成人と定めて選挙権が与えられ、未成年者には禁じられていた飲酒や喫煙が許されます。さまざまな法律行為の当事者としての責任能力を認められると同時に、法的な義務を求められることになります。成人式は、社会に生きる人格としての独り立ちの記念日といえるでしょう。 ◆当日の祝い方 服装を整えて近隣のご友人などと連れ立って祝賀式典に参列します。その後、地域の寺社に詣でたり、ご先祖の墓前にご報告するなど、あるいは真っ先に家族のもとに帰ってもいいのですが、いずれにせよ、今日まで育くまれてきた感謝を思い起こしたいものです。時間を選んで記念撮影などを行い、できれば家族そろっての祝い膳を囲みます。 学校時代の友人との再会も楽しいもの、将来を語るもよし羽目を外すもよし。でも昨日までとはどこか違う一節を自分の中に持てたらいいですね。 ◆お祝い品贈る時期はできれば一週間前までに。年始回りに立ち寄った際に手渡す形でもよいでしょう。
[家族などごく近い身内から] お祝いをいただいた方には、お礼の言葉を、近くなら成人式の後で立ち寄って、遠方には手紙や電話で、必ず伝えましょう。改まったお返しは必要ありませんが、御赤飯など気持ちのお品を携え、喜びを分け合いたいものです。 ◆表書き
[の し]つける | ||||||||||
◆このページは、山長(本店広報室)発行のリーフレット〔四季ある暮らしシリーズ2〕「ご成人のお祝い」に加筆修正したものです。新成人をお迎えになるご家族さまにご活用いただければ幸いです。無断で転載・商業利用することを禁じます。【2001-01-01更新】 ◆このページの作成にあたり、以下を参考にしました。 『慶弔表書きマナーの手帳』『万有百科事典』小学館.別冊主婦と生活『男の冠婚葬祭百科』主婦と生活社.別冊MINE『こんなときどうする』講談社.『生活実用百科事典』『冠婚葬祭事典』『暮らしの知識百科事典』三省堂.『神宮暦』(平成8年版〜平成13年版)』亀戸天神社.『神道教化概説』神社本庁. 『承伝』山長本店.川端道喜『和菓子の京都』岩波書店.『金沢の和菓子』十月社 | ||||||||||
亀戸・成人の日リンク | 亀戸天神社 はこちら。 亀戸香取神社 はこちら。 晴れ着・美容院のご予約は、 亀戸天神通り商店街で。 おすすめの写真屋さんは、 福地写真館(亀戸天神通り)。
|
|||||||||
|