Revised 8 Dec.1994
はじめに この情報は一部川上のうろ覚えな記憶に頼っています。適宜最新情報を確認の上バ ージョンアップを行う予定ですが、その旨ご承知おきの上でご利用下さい。 1.火山博物館(元町より徒歩15分 9:30〜17:00 ¥400 火曜休館 04992-2-4103) 1986年の三原山噴火後に作られた。筆者が行ったのは噴火直後であったため、東大 地震研の測候所を急拵えで博物館にした間に合わせのものだったが、現在では立派な 建物となり、お約束の「音と光で噴火が体験できる」上映設備も完備しているそうで ある。余談だが、筆者の大学時代の先輩Y氏は、助手としてこの測候所に赴任(島流 し)になった直後に噴火があったため、異例の早さであっと言う間に助教授になって しまった。そう言えば九大のN助手も島原の噴火で助教授になられた。地質学は巡り 合わせがモノをいう世界と言えよう。 2.地層切断面(元町より波浮港行きバスで15分 バス停千波下車) 道路工事の際に切り通しの崖面に発見された地層断面。度重なる噴火による火山灰の 積層構造が非常によく分かる、貴重な野外標本である。油壷にあるやつの、もっと大 規模なものと思って頂ければよい。一見の価値有り。 3.波浮港(はぶみなと:元町から見て島の反対側。バスで40分) 一般には、有名な作詞家の詩に歌われた風光明媚な湾として有名らしい。地質学的 には、昔の火山の噴火口がほぼ原形をとどめたまま水没して湾になったもので、円形 の火口跡地形がよく分かる、これまた貴重な野外標本である。江戸時代に起きた地震 で一部が崩れて海とつながり、現在のように漁港として利用されるようになった。 足を延ばす余裕が有れば是非見ておきたいところ。 4.御神火茶屋(元町よりバス20分) 現火口の外輪山の縁にある休憩所。三原山噴火直後はここから先のカルデラ内への 立ち入りは禁止だったのだが、現在は溶岩流の先端までなら歩いて行ける。噴火の様 子が最もよく見える記念撮影スポットとされている。 5.リス村 寒いから冬眠しているであろう、きっと。 6.町営温泉「浜の湯」(元町港より徒歩5分 土日祝日10:30〜19:00 ¥300 無休) 1986年の噴火で湧き出した。露天風呂で、なんと混浴である。だが本には「水着を 持って行ったほうが良い」と書いてあるので、過度な期待は禁物である。るるぶの写 真では一応、水着姿の若いおねえちゃんたちが沢山写っていたが。。。 風呂に浸かりながら、海に沈んで行く夕日が見れるらしい。 12月16日の伊豆大島の日没は16:35である。(by Stellar Navigator) 7.為朝館跡(為朝苑そば 8:30〜17:00 無料) 大島に流されてなお権勢を誇った源為朝の館跡である。歴史に興味のあるかたはどうぞ #交通 島内の移動はバスが中心となる。殆どの路線が元町から発着しているので、ここを 起点に行動すると良い。バスには当然両替機は付いているが、小銭を用意しておいた ほうがベター。何故ならば、10人弱で行った調査隊メンバが、我も我もと千円札ア タックをかけたところ、あっというまにdisableになってしまい地元の方々に御迷惑 をかけてしまった苦い経験があるからである。それにしても悔しいのは、海が荒れて 帰りの船が岡田に着いた場合、余分なバス代を払ってそこまで移動しなければならな いことである。 手軽な移動手段としては、他にレンタサイクルもあるので、時間と体力に余裕のある 方は自転車で島内を回ってみるのも良いかもしれない。自家用車の台数は少なく、 信号も元町にあるだけだが、何故か自動車学校はある。ここで免許をとれば無敵だぜ。 #お土産 お土産は椿製品と水産物が中心である。名物は、椿油/くさや等。売店に椿娘が いる場合もあるが、これは買えない。その他、大島ならではのお土産としては噴火写 真の絵はがきやレリーフマップ(立体地図)などが、火山博物館や御神火茶屋で買える。 #大島観光協会(04992-2-2177)
Written by Y1K