入院日記(2011)


プロローグ

前回の手術からもうすぐ約1年。相変わらず、症状はそんなに劇的に改善したわけでもなく低空飛行を続けていた。まぁ、絶食や開腹しないで済んでいるだけましかと思いたい。

 10月下旬から11月にかけては、仕事も何かと立て込むので、今年は少し早めの9月下旬の連休に絡めて拡張術受けることにした。6月上旬の外来受診の際に主治医にその旨を申告したのだが、「調整しておきます」と言われてそのまま放置プレーを食らってしまい、8月の回答をもらえる予定の日までに電話がかかって来なかったので、こちらから確認の電話をしたら出張中。。。。orz

 実際に施術してくださる外科の先生を捕まえて交渉すると、すでに希望の日には予約が入っており、何とかもともとの希望日の1日前に予約を入れてもらうことができた。まったくもー、お願いしますよ。

 2011/9/14 Wed 晴れ

 人生で8回目、この病院だけでも5回目の入院で、すっかり慣れてしまった。ただ、朝出かけ際に、1歳の娘が「パパ」と言ってぎゅっとしがみついてくるので、昨年にも増して未練が強い。

 その娘はここ10日ばかり鼻風邪を引いていて、鼻水をタラタラ流している。その鼻水を吸ってやっているうちに、2日くらい前から自分も鼻風邪を引いてしまった。夏の疲れとか、仕事に一旦区切りをつけた気の緩みとか、いろんな要因が重なったのかもしれない。去年も入院の直前に風邪を引いたんだよなぁ。。。。

 

 今回は受付時間がこれまでより少し遅く、9時〜10時の間に行けばいいとのことだったので、朝はゆっくりと思っていたが、娘がなかなか朝食を食べずに遊び回っていたので手こずって、結局バタバタになってしまった。いつものように妻に付き添われて病院へ向かう間、妻が何かと楽しい話題を振って気持ちを明るくしようとしてくれるのがありがたかった。

 いつものように入院フロントで受付をして、いつものように5階南病棟へ案内されると、今回は何と4人部屋の511号室だった。酸素の設備がある部屋が限られているので、いつ6人部屋に移ってもらうか分からないと、師長さんからの挨拶の際に釘を差されたけれど。

 4人部屋の窓側2つが埋まっており、廊下側2つが空いていて、その廊下側の一つに案内された。ベッドで着替えたり荷ほどきをしていると、隣の窓側の人が退院手続きが済んで帰って行かれた。そこで妻が看護助手さんにベッドを代わりたいとお願いしてくれて、入院初日から窓側になることができた。その後すぐ、もう一人の人が入院して来られて廊下側のベッドが埋まったので、ぐずぐずしていてもう1本遅い電車で来ていたら、順番が逆になっていたかもしれないと、ちょっと得した気分。

 いつもと反対側の部屋なので窓からの景色も少し違う。眼下には建設中の新病棟の基礎工事の様子が見える。数々の思い出のあるこの古い病棟とも、あと1,2年でお別れか。

 

 今回の主治医は「佐藤 祐邦」先生で、担当看護師は「天本 有紀」さん。昨年主治医だった高橋先生は、斜め向かいに入院された人の主治医だった。

 これまで同様に、担当看護師の天本さんに一通りの経緯の説明をしたが、慣れているので簡単に終わってしまった。そうこうしているうちに、胸部X線・心電図・出血時間測定の3点セットに呼ばれて検査を受け、階段で5階まで戻ってくると検温・血圧測定だったのでちょっと慌てた。案の定、血圧はいつもより高く70-129だった。

 その後すぐに主治医の佐藤先生が来られて、いつも通りの術前の説明を妻と一緒に聞いた。心電図はとてもきれいだったということで、短時間の間にちゃんと検査結果をチェックして治療方針を立てて説明しているのねと感心した。過去2回とも癒着のために腸がたぐり寄せられない箇所があってネックになっていたので、今回も最前は尽くすが撤退もあり得るとのこと。狭窄箇所に潰瘍があると、無理に拡張したら穿孔になって腹膜炎を起こし命に関わるので、そうなれば緊急の開腹手術をせざるを得なくなることなどを説明された。とにかく、こちらとしてはうまく行くことを祈るばかりである。

 普段は11食で、今回もEDポンプを持ってきていることを告げたが、3食出しましょうと言われ、うれしい反面ちょっと不安も。まぁ病院だからそんな悪いものは出ないし、調子が悪くなってもすぐ処置できるから大丈夫だろうと、この行幸をありがたく享受することにした。

 風邪のせいか体がだるいので、午後はとにかくトロトロと寝て過ごした。お向かいのベッドのおじさんが冷房に過敏で、ちょっと効きすぎるとすぐ冷房を切

るので助かる。昨年の日記を見ると、昨年も風邪薬を飲んで大根症が飴をなめまくって寝ていたと書いてあった。

 途中で薬剤師の東島さんが、「お久しぶりですー」とやってこられて、最近の服薬状況をヒアリングされた。夜間ED13年も続けていて、レミケードも使わず前回の開腹手術から8年もキープしていることをすごく誉められた。

 

 夜になり、窓から線路向こうのイオンモールのイルミネーションが見える。同じ場所にいるのに、病気でふせっているこっち側と華やかなあっち側とのギャップに複雑な心境。

 夜9時に、前回同様「ラキソベロン」を飲み、10時の消灯で寝たが、早速効果が現れ、おなかがごろごろして苦しいのと、

夜中に何度もトイレに起きる羽目になり熟睡できなかった。

 

【本日の食事】

○昼食:おかゆ、スープ、梅鰹ふりかけ、ビスケット、ジュース

○夕食:ポテトスープ

 

【本日の投薬】

○昼:ビオスリー

○夜:ビオスリー、ラデン、PL、トランサミン

○就寝前:ラキソベロン

 

【本日の排便】

01 22:10        黒色     下痢便  大量

02 22:15        濃茶色  水様便  中量

03 22:25        濃茶色  粘液便  少量

04 23:20        濃茶色  粘液便  少量

 

 

 2011/9/15 Thu 晴れ

 【本日の排便】(続き)

05 00:45        黄色     粘液便  中量

06 05:20        薄黄色  粘液便  中量

07 06:10        薄黄色  粘液便  少量

08 06:40        黄色     粘液便  少量

                                          <-07:30 ニフレック服用開始

09 08:20        黄色     水様便  大量

10 09:00        黄色     水様便  大量

11 09:30        黄色     水様便  大量

12 09:43        薄黄色  水様便  小量

13 10:15        黄色     水様便  大量

14 10:45        黄色     水様便  大量

15 11:00        黄色     水様便  大量

16 12:10        薄黄色  水様便  中量

17 12:40        薄黄色  水様便  小量

18 13:20        薄黄色  水様便  小量

 

 病棟の朝は早い。

下剤の影響でおなかが張ってごろごろする中、とろとろとまどろんでいると、洗面所から歯磨きやうがいの音が響き始める。

もう起床時間か、と思って時計を見るとまだ5時である。お年寄りはマイペースだ。早く目が覚めてもベッドでじっとしていることはできないもんだろうか?

洗面所には「ご利用は6時から10時の間にお願いします」と注意書きが張ってあるが、見えないのか無視しているのか。

 

 建設現場の朝も早い。

5:30頃、窓の外から「ピーピーピーピー、バックします、バックします」と聞こえてくる。窓から見下ろすと、この病院の建て替え工事の現場に大型クレーンが乗り入れてきているところだった。さすが、「現場」は早い! アウトリガーを出して踏ん張って準備しているうちに、鉄筋を積んだトラックも到着して荷下ろしが始まった。サラリーマンが出勤し始める8:00前には荷下ろしも終わり、一仕事終えてトラックもクレーンも帰っていった。

 

もともと下剤のせいで眠れずにいたので良かったが、普段の寝ている日にこれをやられたらたまらんかっただろうな。

 

前日が下痢気味だったこともあって排便も順調に進み、17回目で看護婦さんからOKが出た。

午前中、トイレと病室を往復している間に会社から仕事の電話が入り、かけ直してみると某T社からで、入院前日に私に問い合わせした自社内の担当者の紹介の件はどうなっているかとの督促とのこと。その日のうちに連絡を取り、当人からT社へ連絡してもらうように手配していたのだが、まだ連絡してなかったらしい。その担当者の名前を手配先へ問い合わせて確認し、T社の営業へ直接伝えるために電話すると、留守電になっていた。仕方ないので、担当者名と電話番号を留守電に吹き込み、入院中であることと、これから手術にはいるので電話がとれない旨を録音して電話を切り、だめ押しで相手のケータイにSMSで同じ内容をメールしておいた。

ところがである、12:00頃にそのT社の営業から折り返しがかかってきた。こっちもバタバタしているので放っておいて留守電に切り替わるに任せていたが、吹き込まれたメッセージを聞くと「留守電聞きました。折り返しお電話ください」だって!! アホか。しばらく放置することにした。

 

そうこうしているうちに、熊本から両親がやってきて、妻も子供を祖母に預けて駆けつけてくれた。点滴を始めて検査着に着替え、呼ばれるのを待つ。

当初13:30と言われていたのが、14:00に繰り下がり、最終的には14:20までずれてしまった。内視鏡室まで歩いて移動して検査台に横たわると、いつものように色々なバイタルセンサがつけられ、「眠くなる薬を入れますね」の声とともに意識が遠のいた。

 

朦朧とする意識の中でぼんやりと記憶にあるのは、Dr.らしい男の声で「狭窄部に潰瘍があるので拡張は中止」という声で、次に今度は車椅子に乗せられるときに、内視鏡室の看護士さんらしい女の声で迎えに来た看護士さんに同じ内容を伝えている声だった。仕事やらプライベートやら色々調整して万全の体制で入院したのにも関わらず、信じられない展開に「これは夢に違いない」と思っているうちにまた意識がなくなった。

 

次に意識が戻ったのは病室のベッドの上で、妻や両親が側にいた。「拡張できなかったって」ということを聞き、あぁやっぱり現実だったのかとがっかり。夕方遅くなっていたので、娘が家で待っているからとせき立てて帰ってもらった。

 

今日隣のベッドに入ってきた、同じ年くらいのおっさんが、家族ぐるみでうるさい。しゃべっている内容や行動が、一言で言うと下品。食事中におならしたり、周りでも食べているのに奥さんがうんちの話をしたり。食事が終わると、カッカッカッカッとキツツキみたいな激しい音がするので何事かとのぞくと、とーちゃん夢中でDSの画面を叩いている。子供は横でPSPでゲーム。

入院してくるなり着替えもそこそこに「TVカード、TVカード」と言って奥さんが買いに行ったと思っていたら、子供が19:00前からイヤフォンもせずに音を出してポケモンらしき番組をがなり立てて見始めるし。。こっちは麻酔できつくてウトウトしている横で、子供番組のこの刺激音はととーちゃんのDSキツツキ音はタマラン。

 

夜になって主治医の佐藤先生が来られ、「狭窄部に潰瘍があり瘻孔を起こす危険性があるので拡張は中止した。狭窄部へ行くまでの途中にも潰瘍があった。潰瘍を治療するためにも、レミケードかヒュミラの治療をお奨めする。今回は一旦退院して、今後のことも含めてこれまでの経過をご存じの高木先生と相談しながら外来での治療をしてください。」ということを告げられた。

今回の入院に当たっては、10月〜11月にかけていくつかビッグイベントがあるので、それを避けて仕事の谷間を選び、家族にも協力してもらって、子供を観てもらうために妻の実家からも母に来てもらってスケジュール調整しているので、この入院の延長でそれができないかを聞いてみた。

すると、レミケードやヒュミラを適用するに当たってツベルクリン反応などの検査が必要で、結果が出るまでに時間がかかるので、入院したまま無駄に待つより外来の方がよいことや、初回の適用では2日程度の入院で経過を見て、あとは外来で可能であることから、すぐにでも退院することを勧められた。

麻酔の影響でまだ頭がぼーっとしているのと、内視鏡の詳しい状況も説明を受けていないことから、妻と一緒に再度説明を聞いて相談したいと言うことを伝え、翌日の19:00に説明してもらうこととなった。

 

期待通りの結果にならず、今回の入院がほぼ無駄足になってしまったことに落胆し、悶々としばらく寝付けなかったが、麻酔の影響でいつの間にかストンと寝てしまっていた。

 

最初のトイレは看護士さん同伴でということだったが、ちっとも尿意が起きず、起きるとムカムカ吐き気がするので、着替えもせずに検査着のままで寝てしまった。夜中の0時に点滴を代えに来た看護士さんに付き添われてトイレに行ったら、前回同様すごく黄色いおしっこが出た。

 

【本日の食事】

○終日絶食

 

【本日の投薬】

○朝:ニフレック2LPL、トランサミン

○点滴:ヴィーン3G、セフメタゾールNa1g、止血剤

 

【大・小】

○大:14

○小:5

 

 

 2011/9/16 Fri 曇り時々雨

 よく寝たー!もう朝かな?まだ暗いから5時前くらいかなと思って時計を見ると午前1時。麻酔のせいで感覚が狂っている。それからはウトウトと浅い眠りを繰り返して5:00を迎えた。洗面所が騒がしくなり、本当の朝だと分かった。

 朝食時間になり、本当に自分にも朝食が来て改めて感動。ちゃんと3食食べるのって何年ぶりだろう? お粥に納豆だったが、麻酔の影響のムカムカが残っていたら、ちょっとやばかったかもしれない。幸いおいしく平らげることができた。

 

 朝から会社の上司や同僚に、早ければ明日退院し来週には出社する予定であることをメールした。この週末にお見舞いに来てくださるようなことを言っていた人もいたので、わざわざ来ていただいて無駄足になっては申し訳ない。

 久しぶりに髭を剃ったり、昨夜頂いたレミケードとヒュミラの資料などに目を通したり、トイレに行ったりしているうちに、あっと言う間に昼になってしまった。入院中に片づけようと、未読の日経NETWORKや、未視聴の映画数本をエンコして持ってきたのだが、全く片づいていない。

 今日は、横のとーちゃんがニフレックの番。ニフレック飲みながら、相変わらずカッカッカッカッとキツツキをやっている。1時間位して音がしなくなったなとチラ見すると、今度は座って上体を前後左右にゆらゆらと揺らしている。何だろうとのぞき込むと、PSP3次元センサを使ったゲームのようだ。まったくよーやるよ。

 午前中2回トイレに行ったがガスが盛大に出ただけだった。検査時に腸を膨らますために空気を注入しているからだそうだ。

 昼御飯も普通に出た。またまた感動。これまでの入院では、絶食後の最初の昼御飯はうどんだったので、うどんを期待していたのだが違った。

 

 昼からは、少しでもさばかそうと、持ってきた映画のエンコファイルから、Starship Troopers2,3を観た。1作目同様、相変わらず全然パワードスーツは出てこないし、愛国主義を揶揄するような全体主義へのアンチテーゼみたいな描き方だし、テキの虫はいつの間にかエイリアンみたいな体内寄生型に変わってるし、キリスト教礼賛シーンはあるしで、原作とは別物かと思っていたら最後にパワードスーツが出てきて逆転大活躍!というチープな終わり方だった。いちお、原作への礼儀を払ったつもりなのかもしれんが、3部作全部見ないと分からないってのは、どれだけのファンがついてこれるのか微妙・・・。

 

午後は2回トイレに行ったが、検査薬で青い色の付いた腸のかすのようなものが出ただけだった。

 

隣のとーちゃんが大腸内視鏡から帰ってきて、「寒気がする」と言って布団をかぶって寝ている。子供が例によってTVを見始めるとぼそっと「うるさい」。ボリュームを下げても「まだうるさい」。こう言ったら意地悪だが、いい気味だ。少しは他人の痛みが分かってくれるといいが。

 

 その後、妻が来て一緒に夕食を食べて、佐藤先生のお話を伺った。

まず、全体的な説明は以下の通り。

・大腸はきれい。

・大腸と小腸のつなぎ目のところにある弁のところに潰瘍がある。典型的な小腸型。

・そこから上へ行く間にも何カ所か潰瘍がある。

・前回拡張した吻合部のところに潰瘍があり、狭くなっているので無理にカメラを通すと腸壁が破れる恐れがあるため、それより上流へは行けなかった。

・それより上部にも潰瘍はある可能性はあるが、以前の経口バリウム造影ではそこまではスムーズに流れているので、大きな病変はないだろうと思われる。

・狭窄部の直径は1cm程度。

・潰瘍があるので拡張すると破れる危険性があり、今回は拡張は断念。

・写真の取り方やカメラの位置関係にもよるが、前回と比べても広く、狭窄が進んでいるような兆候はない。

・ただ、健康な腸なら厚みがあるのでしっかり収縮するのが、潰瘍のせいで薄く引き延ばされている可能性があり、穿孔や隣の腸とバイパスする瘻孔になる可能性がある。

・潰瘍の数自体はそんなに多くはなく、昨年と比べて増えている感じではないが、個々の潰瘍自体が大きくなっているように見える。

 

以下質疑。

Q.狭窄部の潰瘍を放っておくとヤバい?

A.上記の通り潰瘍が進行して穿孔や瘻孔になる危険性があるので手を打つべき。

 

Q.狭窄部の潰瘍が治癒するとさらに狭くなる? そうなったら外科的処置?

A.狭くはなるが拡張で広げることができる。

 

Q.潰瘍が治癒した後に拡張した方がいい? 拡張できる? タイミングはどうやって判断する?

A.治癒したら拡張できる。レミケなどを使うと、人によっては2週間で治る人もいれば、長くかかる人もいる。

 小腸内視鏡自体がそんなに気軽にできる検査ではないので、半年〜1年を目安に内視鏡を入れてみて、治っていればその場で拡張し、そうでなければまたレミケの治療を続けるというやり方が必要。

 

Q.前回より潰瘍は増えている? 狭窄度合いは?

A.数自体は変わらないが大きくはなっている。潰瘍で腸が薄く伸びて狭窄は進んでいない。

 

Q.11食で食べ物にも気をつけ、EDもまじめに続けているのに潰瘍が進行してしまうものなのか?

A.そういう病気であり、それだけ用心しているからこの程度ですんでいると思った方がいい。

 

Q.今回の血液検査のCRP? CRPは低めに推移していても潰瘍はできるものなの?

A. 0.8。正常値ではないが、けして高い数値と言うわけでもない。

Q.では、自分の中では通常1.0未満をキープしていてもこの程度の潰瘍は進行すると思っていた方がいいと言うことですね。

A.そうなる。

 

Q.大腸に病変は?

A.ない。

 

Q.会社の人間ドックで大腸ファイバがあるが、ココで看てもらっているし癒着もあるので会社ではしないほうがいい?

A.当院で病状を知った上でしっかり診させてもらっているので、よそではしない方がいい。

 

Q.胃カメラは?

A.胃カメラはOK

 

Q.胃透視のバリウムは?

A.詰まる可能性があるのでしない方がいい。クローン病であることをカミングアウトできるなら、それを分かっている医師にきちんと伝える方がいい。

 

Q.レミケードのための検査をして退院することはできない?

A.土曜日にはできない検査と、ツベルクリン反応は注射して2日後に反応を見せに来てもらう必要がある。

 

Q.免疫力低下が心配。子供が小さいので色々な子供の病気などがうつるリスク。

A.手洗い、うがいをしっかりして、たとえお子さんでも病気の時は距離を置くなどして用心するしかない。

 

Q.レミケードとヒュミラ、お奨めは?

A.個人的にはレミケードをお奨めする。病院に来て点滴でするので打ち損じがないのと、10年の実績があり、最近倍量処方も認められた。ヒュミラはマウス由来を全く使っておらず、レミケードは5%使っているという点があるが、その5%でリスクがあるかというと、今のところ実例はない。レミケードを使っていて効き目が薄れてきたらヒュミラに切り替えるとか、イムランを併用することで効果が増すなどの使い方もある。

 

Q.外来は慌ただしいので入院時にじっくり理解したい。

A.自分も外来時はなかなか時間をとって説明できないので、入院時に説明するようにしている。

 

ということで、遅い時間にも関わらず丁寧に説明してくださった。

今日の話をふまえて、明日一旦退院して、9/22(木)にツベルクリン等の検査のために来院し佐藤先生に診て頂いて、2日後の9/24()に通常の外来で高木先生に検査結果も含めて受診することにした。

 

話のあと、妻を送って廊下を歩いていると、2年前に主治医をしてもらった鶴見先生と出くわした。覚えていないだろうなーと思いながら、「2年前にお世話になった川上です」と言うと、「走ってらっしゃいますか? 少し痩せました?」とちゃんと覚えてくださっていた。感激!!

 

【本日の食事】

○朝:おかゆ、味噌汁、引き割納豆、ゴマ和え、ふりかけ

○昼:おかゆ、五目酢炒、目玉焼き、梅びしお、ゼリー

○夜:おかゆ、魚道明寺蒸、味噌汁、卵入りサラダ

 

【本日の投薬】

○朝:ビオスリー、ラデン、フェロチーム、PL、トランサミン

○昼:ビオスリー、PL、トランサミン

○夜:ビオスリー、ラデン、PL、トランサミン

○点滴:ヴィーン3G、セフメタゾールNa1g

 

【大・小】

○大:4

○小:7

 

 

 2011/9/17 Sat 晴れ

 6:00に看護士さんが起こしに来て、昼までに退院してくださいと告げられた。妻が子供を小児科に連れていくので、早くても11:00位にしか来れない。ギリギリになりそう。Tシャツとズボンも洗濯のために持ち帰ったきりなので、持ってきてもらわないと帰れない。慌てて妻にメールした。

 朝日に照らされている外界やイオンモールが眩しい。今日からまた「あっち側」へ復帰だが、治癒して復帰するわけではなく更なる試練が待っているので複雑な心境。娘に会えることが大きな救いか。

 朝食後はビデオファイルをエンコしてきた銀河英雄伝説外伝を数本観たが、窓から、今しか見れない新病棟の建設現場を見下ろしているうちに、こんなにのんびりできるのも今のうちだけかと思い、できるだけ寝ることにした。11時頃までごろごろしていると両親と妻がやってきたので、着替えて会計をすませて退院した。短期間だったので感慨もあまりなく、あっさりしたものだった。

 今後は、来週外来でいくつかの検査をしてレミケードが適用できるかどうかの確認をした上で、外来通院でレミケードの投与で治療していくことになる。新たなステージというか、また1歩重傷化したような気がして複雑な心境。

 

【本日の食事】

○朝:おかゆ、味噌汁、白す干し、おろし煮、梅びしお

 

【本日の投薬】

○朝:ビオスリー、ラデン、フェロチーム、PL、トランサミン

 

【大・小】

○大:1

○小:10

 

 

おしまい