本屋で大黒敬太さんの最新の雑誌(多分、「最強の混浴温泉(雄出版)(ISBN4-86021-070-0)」だったと思います)で無料の野湯の一覧を見ていたら、宮城県白石市の小原温泉に「かもしかの湯」と言う野湯が写真付で紹介され、非常に興味をもちました。白石なら通りますし。
ということで、福島の飯坂温泉から国見町へ行き、R4号を左折。東北道国見インターを横目に旧羽州街道の小坂峠を越え、宮城県に入ります。R113号に出たら白石市街方面へ右折し、少し走るとめざす小原温泉があります。
最初、小原温泉にある近代的な日帰り温泉施設「スパッシュランドしろいし」に併設されたスパッシュランドパークのシバザクラの鮮やかさには目を奪われました。
小原温泉の温泉街に入り、小原郵便局で「かもしかの湯」についてお尋ねしました。2人勤務の若い郵便局員さんが非常に興味を示され、かもしかの湯には行ったことはないが、ネットの情報は見ているそうで、是非入浴したら感想を教えてほしいと頼まれてしまいました(^_^;)
郵便局員に教えてもらった通り、郵便局からかつらや旅館の方へ下りて行って遊歩道に入ります。かつらや旅館の駐車場にある遊歩道の案内板にはきちんと「かもしかの湯」が記載されています。源泉温度は摂氏45度だそう。
遊歩道を10分くらい歩くとお湯が出ている洞窟が2ヶ所ありました。両方を比べてどっちが入りやすいか選んだところ私は手前の方に入ることにしました。一方、普通かもしかの湯とされ、大黒さんの写真は「たいこ橋」の近くの廃旅館が対岸に望める奥の方だと後でわかりました。お互い数十Mしか離れていないので多分同じお湯だと思うのですが…。
お風呂の状況ですが、洞窟の奥から湯が湧き出ていて洞窟内にお湯がたまっています。洞窟の外は遊歩道でレポに見られるような湯だまりはありませんでした。お湯が洞窟から流れ出てそのまま川へ流れ出しています。すぐ外が遊歩道なので裸になるのはかなりの勇気が必要ですね。私の時は平日とあって誰一人通らなかったのは幸いでした。脱衣所も当然なく、服は近くの木の枝に掛けました。
いよいよ洞窟内へ足を踏み入れます。誰も入った形跡がなく湯たまりの底に泥が積もっています。あまり泥を巻き上げないように静かに入ります。しかーし、お湯が熱いの何のって火傷しそうな程なんです。土湯や飯坂よりもずっと熱くて、それでも強引に浸かるのですが、肌がヒリヒリして数十秒と入ってられないです。湯は無味無臭無色透明ですが、入浴後の肌のサラサラ感はすばらしいものがあります。目に効くとされる小原温泉ですが、美肌効果も高いなと思いました。泉質は単純温泉らしいです。
帰りがけいろいろ親切に教えていただいた小原郵便局の方々に入浴結果を報告をする共に、お礼として地元のハガキや切手などを買っておきました。小原郵便局の皆さん、ありがとうございました。さらに「白石うーめん」のおいしい店についても尋ね、昼食に食べてみることにしました。
R113号を白石市街地へ下り、東北道やR4号の高架をくぐります。R4号を少し通り越した左側にオススメの「うーめん番所」と言う店があります。「白石うーめん」は初めてでどんな麺かもわかりませんでしたが、ざるに盛られた冷やしそうめんみたいなものですね。私は店で一番オススメの「うーめん三昧800円」を食べました。梅のピンク、モロヘイヤの緑、ニンジンの黄色と3色の麺が美しいです。梅麺は梅つゆで、あとの2種は普通のつゆでいただきます。うーん、麺にはうるさい私もおいしく、納得の味でしたよ(^_^)
- ※ 参考HP
- ・郡司さんのHP「All
About Japan」
・horihさんのHP「私のちょっとした温泉手記」
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