八幡平の見返峠から樹海ラインを2kmほど下ったところに藤七温泉はある。今回は、生憎にも天気が悪く、濃霧で何も見えない。視界10mといったところでしょうか。天気が良ければ眺めが良いんだけど、バイクで走るのもままならない。歩くようなスピードでバイクを走らせ、霧の向こう側にやっと藤七温泉の看板を見つけた。
入口には「売店で入浴券を買って下さい」と書いてある。早速、建物の中に入り売店に行くが誰もいない。その奥は食堂になっているが、そこにも誰もいない。あら?と思い、再び売店に戻ると係の人が現れて入浴券を買うことができた。浴室は建物の左右に分かれていて、左奥に内風呂と露天風呂、右側に展望露天風呂があるとのこと。各浴室の入口には箱が設置してあり、そこに入浴券を入れるようになっている。両方に入るには再度入浴券を買う必要があるようだ。今回は天気が悪いので内風呂の方に入ることにする。
脱衣所は棚に籠が並べであるだけで、鍵は掛からない。浴室に入ると先客は1人だけで、もうすぐ上がろうとしているところだった。ラッキー、温泉を独り占めだ
(^^/。まずは体を洗ってから入ろうと思いきや、カランは蛇口が錆び付いていて湯が出ないところがある。それだけ酸性度が強いということか(?)。仕方なく掛け湯だけをして湯船に浸かる。木製の湯船には、やや茶色味を帯びた乳白色の湯が掛け流しになっていた。凄い色だ。いかにも効きそうな湯である。湯温も丁度いい。窓の外に目をやると、そこには露天風呂があった。その露天風呂に行くには窓から外に出て行くようになっている。ドアではなく窓です。窓を潜り露天風呂に行くと、こちらも源泉が掛け流しになっている。湯温は内風呂よりも少し熱めだけど、外の冷たい空気とマッチして気持ちが良い。しかし、景色は霧の中、、これで天気が良ければなぁ。。
お湯も真っ白、景色も真っ白。。気持ちが良くて夢の中で温泉に浸かっているみたいな感じの藤七温泉でした。
|