ひので三ツ沢つるつる温泉 生涯青春の湯

データ

公式ホームページ

http://www.gws.ne.jp/home/hinode/

泉質

アルカリ性単純温泉(低張性・アルカリ性・低温泉)

泉温

27.4℃(調査時における気温5.5℃)

湧出量

104 リットル/分

知覚的試験

殆ど無色澄明無味、僅微硫化水素臭

水素イオン濃度

pH9.64(試験室での値は pH9.14)

密度(比重)

0.984

蒸発残留物

0.126 g/kg(110℃)

ラドン(Rn)含有量

不明

浴槽

循環式

営業時間

AM10:00〜PM8:00

料金

大人(中学生以上) 

:

 800円/3時間

小学生 

:

 400円

心身障害者 

:

 400円(手帳呈示)

未就学児童 

:

 無料

※ 超過料金:1時間毎に200円(大人のみ)
詳細は、つるつる温泉HPを参照

定休日

毎週火曜日(祝祭日の場合は翌日)

場所

青梅から五日市方面へ向かい、途中「つるつる温泉入口」交差点を三ツ沢方面に右折、平井川沿いに約6kmの山奥。


調査記録

調査日:2002年9月29日<日> 調査人:ONKEN21

 彼岸花の高麗川巾着田(埼玉県日高市)から高麗駅方面に行き、裏手の山を越え、小曽木街道で青梅市へ。青梅からは五日市方面へ向かい、途中「つるつる温泉入口」交差点を三ツ沢方面に右折、平井川沿いに約6kmの山奥にあります。巾着田より40分。今年3月には圏央道・青梅-日の出間も開通し、関越方面のアクセスが便利になりましたね。また、電車の方は武蔵五日市駅から青色の汽関車バス「青春号」乗車です。路線バスのため有料。(20分、390円)

 つるつる温泉は平成8年11月10日、産廃施設の交付金を利用してオープンしました。私はその4ヵ月後の平成9年3月、青梅の観梅公園を訪れた帰りに訪れて以来、5年ぶり2度目です。東京都の温泉は昨年11月檜原村の「数馬の湯」以来、久しぶりですね。駐車場は手前からたくさんあります。特に赤い機関車バス「ひので号」は温泉手前2kmの「肝要の里」から温泉まで無料で往復しています。お子様は喜ぶのではないかと思います。施設は道路から川を渡った斜面に立地しています。中へ入るとシューズロッカーに靴を入れ、フロントで3時間800円(障害者半額)を払い、シュズロッカーキーと引き換えに男女別のロッカーベルトを受け取ります。健康ランドと同じ方式です。ベルトの紛失、盗難には注意しましょう。5年前の時はタオル付で800円でしたが、今はタオルは別料金100円となっています。

 1階は超豪華なロビーに108畳と広い大広間、パノラマ食堂があります。さすが、東京都!珍しくここで昼食を取ったのですが、ご飯ものがカレー(650円)と釜めし定食(850円但し30分待)しかなく高齢者の方は不満そうでした。仕方なくうどん・そばを食べたようです。

 2階(エレベータあり)には浴室とマッサージルームやリラックスルームがあります。入口向かって左側が露天なし洋風大浴場〈生涯青春の湯〉(今回入浴)、右側が露天付和風大浴場〈美人の湯〉(前回入浴済)の水曜日の男女交代制となっています。露天風呂が一つしかないのはここの最大の欠点ですね。洋風大浴場の下は沢があったり大広間の窓があるので構造的に露天設置は難しいようです。でも洋風の方が全面ガラス張りで遮るものがないため沢とか竹林が見え眺めはいいですね。母と祖母は露天風呂を楽しめたようなので良しとしましょう。詳細は公式HPのカレンダーで確認下さい。

 洋風大浴場には楕円形の広い大浴槽(ジェット付)の他、サウナ・水風呂といたってシンプルな構成。窓のそばにはベンチがあります。肝心のお湯ですが、無色透明・無味。あふれ出しはジェットの背後からたまに溢れるだけで、5つの吸入口が吸込、1ヶ所投入の2ヶ所注入で若干カルキ臭のある循環湯です。しかし、名前通りすごくツルツルしましたよ。塩素が微量なのでここはpHによるものと判断できました。今週更新のやませみさんの「アルカリ性泉」のページを読んで納得。

 さて恒例の成分表ですが、脱衣所にはなく、フロント真横にありました。目についていいのですけど記録するのが恥ずかしいです(^_^;)。あと成分を吟味して入られる方には脱衣所にもあった方がいいですね。以下の通りです。

甲第2482号 
温泉分析申請者:
氏名:日の出町町長
源泉名及び湧出地:
源泉名 生涯青春の湯 ひので三ツ沢つるつる温泉
湧出地:
東京都西多摩郡日の出町大字大久野4704番地4
(施設:大久野4718)
試料1kg中の成分、分量及び組成
 陽イオン成分
 ミリグラム(mg) 

 ナトリウムイオン

(Na+)

41.5 

 カリウムイオン

(K+)

0.2 

 マグネシウムイオン

(Mg2+)

<0.05 

 カルシウムイオン

(Ca2+)

1.9 

 鉄(II)イオン

(Fe2+)

<0.05 

 マンガンイオン

(Mn2+)

<0.05 

 アルミニウムイオン

(Al3+)

<0.05 


 陽イオン 計

43.6 

 

 陰イオン成分
 ミリグラム(mg) 

 フッ素イオン

(F)

<0.05 

 塩素イオン

(Cl)

1.2 

 硫酸イオン

(SO42−)

0.5 

 炭酸水素イオン

(HCO3)

12.2 

 炭酸イオン

(CO32−)

54.0 

 メタホウ酸イオン

(BO2)

0.8 


 陰イオン 計

68.7 

 

 非解離成分
 ミリグラム(mg) 

 メタケイ酸

(H2SiO3)

22.9 

 メタ亜ヒ酸

(HAsO2)

<0.005 


 非解離成分 計

22.9 

 

 溶存ガス成分
 ミリグラム(mg) 

 遊離硫化水素

(H2S)

<0.1 


 溶存ガス成分 計

<0.1 

 

 ・溶存物質・成分総計=0.135g/kg

 

 その他の微量成分

 総水銀

0.0005

mg/kg以下

 銅・鉛

0.05

mg/kg以下

作成年月日:
平成6年4月14日 財団法人 中央温泉研究所
※ 飲用の禁忌症・適応症:該当項目なし

 現在、奥多摩の日帰り温泉施設でスタンプラリーを行ていて、制覇者にはプレゼントがあるそうです。スタンプの台紙はフロントまでお申し付け下さい。そのためか、村山温泉かたくりの湯、丹波山温泉のめこい湯、多摩源流小菅の湯のパンフまで置いてあったのは親切ですね。 


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