日曜は浦和へ用事があったので電車で行ってきました。その帰りは与野公園のバラを見た後、「ラフレさいたま」で入浴してきました。昨年9月に訪れていますが、1時間待ちとのことで断念したことがあり、今回はそのリベンジです。
ここは水着や水泳用のキャップが必要なので注意です。さらに高温浴槽以外では水泳用キャップも必要です。
宇都宮線・高崎線・京浜東北線「さいたま新都心駅」もしくは京浜東北線「与野駅」、埼京線「北与野駅」から徒歩7分で「ラフレさいたま」に着きます。車の方は駐車場は3時間まで無料。ラフレに入ったら、エレベーターで6階の「ウェルネスクラブ21」入ります。入口では水着を売っていますね。今回は夕方18時頃行ったせいか、日曜は19時30分で終了なので、待ち時間なしで入れました。
まず券売機でビジターの入浴券800円(2時間)を買います。入浴券をカウンターに出すと、別紙のカードが渡され、氏名・住所・利用回数などを記入して、また提出します。すると初めての方には利用方法や場所などの説明を受けロッカーキーが渡されます。カウンターから奥へ進んだところで靴を脱ぎ、靴を持ったまま、ロッカー室に入り、自分のロッカーに入れます。服を脱ぎ水着を持って奥へ進んで扉を開けると、右手にシャワー室、左手に裸(水着禁止)で入る浴室があります。
浴室は20人くらい入れる温泉浴槽と広いサウナ・2人入る水風呂、洗い場(ボディーソープ・シャンプーあり)があります。温泉は黄緑色をしていてかなり塩辛いです。大量投入、オーバーフローなしの完全循環です。窓がないため圧迫感があります。まあ、水着がなくても浴室だけは裸で入れますが、あくまでロッカールームの付属設備なので、ここだけを目当てにするのは高くてもったいないと思います。
やはりここの目玉は「プール(クアハウス)」です。入口で水着を着てプールゾーンに入ります。初めに現れる「25mプール」は真水で温泉ではありません。さらに奥へ進むと「採暖室」があり、その隣に鮮やかなエメラルドグリーン色の湯を満たした大浴槽があります。白いタイルは一部分茶色い温泉の成分が付着していますね。
その隣には広大な「ウォーキングプール」があります。ウォーキングプールの湯は非加熱で生ぬるい天然温泉です。流れるプールで一周でき、中央にジャグジー、端に温泉の打たせ湯、ジャグジーの寝湯があります。ミストサウナもあり。
さらに奥へ進むと屋外に出ます。屋外には露天風呂と一段高いところにジャグジーがあります。ジャグジーからは天気が良いと富士山も見えるらしいです。風呂に浸かりながら、さいたま新都心のビル街を眺めるのもオツなものですね(^^)。下の露天風呂は底から温泉と気泡を一緒に注入しているので、肌にビッシリ気泡がつくので、これはスゴイアワアワ湯だなと思ったほどです。でもこれはあくまで人工的なもので、温泉成分によるものではないと思います。
プールゾーンの温泉浴槽すべてについてはオーバーフロー式を取っており、大量にあふれていますが、掛け流しととるのは早計、多分お湯を再利用して循環しているのでしょう。浴槽がバカデカイし、湧出量も合わせて考えると掛け流しは不可能です。カルキ臭は若干においました。温泉は化石海水系の湯ながら茶色でなく、鮮やかなエメラルドグリーンなのは珍しいです。青森の新屋温泉を思い起こさせます。成分総量も埼玉では白寿・こだま・吉川には劣りますが、東鷲宮百観音温泉に匹敵し、なかなか強力なスペックですね。塩辛いのですが、肌はベタベタせずしっとりし、浴後は体の芯からホカホカします。あと、翌朝までアブラ臭が肌に残っているのも驚きです。こんなにすばらしい温泉が「さいたま新都心」のそれも水着着用のクアハウスにあるとは意外でビックリしました。
温泉成分掲示表は内湯入口とウォーキングプールの屋外ジャグジー入口横の壁の2ヶ所に貼ってありました。
(※
施設内の掲示表より引用)
温泉成分・禁忌症・適応症 掲示表
利用許可制施設名
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ラフレさいたま
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利用許可番号
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平成12年8月9日 指令薬 第543号
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1.
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源泉名
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彩の国さくらそう温泉
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2.
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泉質
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ナトリウム−塩化物強塩温泉(弱アルカリ性高張性温泉)
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3.
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泉温
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34.0℃(調査時における気温5℃)
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4.
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湧出量
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261
L/分(掘削による動力楊湯)
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5.
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水素イオン濃度 pH7.5
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陽イオン成分
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ミリグラム
mg
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0.1
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6070
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78.6
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痕跡
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345.9
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356.3
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2.5
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0.9
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痕跡
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0.6
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10.3
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痕跡
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陽イオン 計
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6865
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陰イオン成分
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ミリグラム
mg
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0.2
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10930
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38.7
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12.0
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痕跡
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0.4
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256.9
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陰イオン 計
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11240
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非解離成分
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ミリグラム
mg
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56.4
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10.4
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非解離成分 計
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66.8
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溶存ガス成分
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ミリグラム
mg
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32.5
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溶存ガス成分 計
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32.5
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溶存物質(ガス性のものを除く)
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18170
mg/kg
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成分総計
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18202
mg/kg
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その他微量成分
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7.温泉の分析年月日 平成12年3月13日
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8.分析者名 社団法人 長野県薬剤師会 会長
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1997年9月掘削開始
1998年6月、地下1500M地点で湧出
2000年5月、ラフレさいたまオープン
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