埼玉ではかんな川温泉白寿の湯と並び称されるほどのいいお湯。温泉ファンの第1人者、郡司さんも絶賛している。98年10月に温泉が湧出、99年7月に仮設浴場がオープンし500円で入浴できました。その仮設浴場は今年1月10日をもって閉鎖となり、今は跡地は駐車場になっています。そしてその仮設浴場の南側に2月16日に新施設がオープンしました。
入った瞬間、強烈な石油臭が鼻を付く。四角い檜で縁取った浴槽が2槽あり、左手は熱め、右手はぬるめで強力なジェット噴射あり。左手は常時投入、右手は温度調節のため時々投入+各側面注入。浴槽角より掛け流し。吸引口はあるが作動なし。なめると非常に塩辛く、湯の色は黄土色に濁っている。大変熱くなって、すぐにのぼせてくるのは成分の強さのせいでしょうか。夏はつらいところです。内湯にはサウナ+水風呂もあり、洗い場にはシャンプー・ボディーソープも少ないながらあります。
次に露天風呂へ出る。中央は屋根つきで高台となった立ち湯があり、熱い湯が投入されています。右手に立ち湯から流れ込んでくる広い露天風呂があり、掛け流しとなっています。左手の隅には温泉の打たせ湯があります。仮設時代の露天風呂と比較して半分くらいに狭くなり、壁に囲まれて圧迫感もあります。おまけに近くのマンションから見えそうな位置関係。天井にはスライド式のカーテンがあり、この日は開いていましたが、こちらが女子風呂になる時は閉めてしまうものと思われます。
全体として湯の投入状況は、2250L/分とも4800L/分とも言われる湧出量にしては少なく、もしそのまま掛け流しにすれば豪快な掛け流し風呂となりそうですが、泉温が57.3℃もあっては熱くて入れたモノではないでしょう。投入量をしぼって温度調節するなど苦労しているようです。ちなみに源泉の大きなタンクのある温泉スタンド横からお湯を道路の側溝にドバドバ捨てています。その量に驚きました。うーん、もったいない〜!
新施設はどこにでもありそうな温泉施設となってしまい、昔の木が生えていてうなぎの寝床のような露天風呂の方が風情があったと感じます。
いつも大変混んでいます。ベッドタウンの名湯とあって仕方ないと思います。
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