五色温泉 五色の湯旅館

データ

公式ホームページ

不明

泉質

含硫黄-カルシウム・ナトリウム-塩化物・硫酸塩・炭酸水素塩温泉
(硫化水素型)(中性低張性高温泉)

泉温

60.9℃(調査時における気温 12℃)

湧出量

不明

知覚的試験

ほとんど無色澄明、強硫黄味、強硫化水素臭を有す。

水素イオン濃度

pH7.00

密度(比重)

1.0009(20℃において) 0.9991(20℃/4℃)

蒸発残留物

966 mg/kg(乾燥温度180℃)

ラドン(Rn)含有量

未測定(過去の分析表によると、0.7333マッヘ)

浴槽

放流式(源泉100% かけ流し)

営業時間

AM9:00〜PM5:00

料金

[大人,子供]500円
[宿泊]1泊2食付き、15,500円より

定休日

無休(だと思う)

場所

長野市方面から山田温泉へと向かい、更に山奥に進んだところ。[地図


調査記録

調査日:2002年11月10日<日> 調査人:だだ星人

 長野市方面から山田温泉へと向かい、更に山奥に進むと五色温泉がある。お湯の色が五色に変わることからその名が付いたらしい。私が行ったときは、内風呂は緑がかった透明なお湯で、露天風呂は灰色というか、乳白色の湯に黒い湯ノ花が混ざったお湯だった。

 まだ11月だというのに、昨夜は雪が降ったようだ。駐車場には雪が積もっている。ここ最近の景気を反映してか、寒い日が続く。。雪の上に車を停め、新雪を踏み固めながら五色温泉へと足を運んだ。ロビーには、旧館が15,500円、新館が18,000円と書いた紙が目立たないところに貼ってある。その脇には、田中康夫(長野県知事)の色紙が何気なく飾ってある。何の意味があるのだろう。。日帰り入浴は、大人,子供に関わらず500円とのこと。

 受付で500円を支払い、迷路のような階段を降りていくと、途中で内風呂と露天風呂とに通路が分かれる。まずは露天風呂に入ることにする。通路を更に奥に進むと外へと通じるドアがある。そこを開けると脱衣所が見え、その先に露天風呂があった。脱衣所の手前から右に行くと女性専用の露天風呂があるらしい。脱衣所に服を脱ぎ捨て、露天風呂に向かうと、そこには岩造りの湯船に白濁した湯が満たされていた。湯船には3ヶ所からお湯が注ぎ込まれている。もちろん掛け流しである。白濁しているので湯船の底が見えない。恐る恐る右足を湯に入れて深さを計ると、意外にも浅かった f^^;。肩まで浸かるには、湯船の縁の岩に寄り掛かり、寝そべるような形で浸からねばならない。何処か深いところはないかと、右往左往していると、湯船の底から黒い物が湧き上がってくる。良く見ると体にも黒い物が付着している。何じゃこりゃ〜? 炭か? いや、ここは風呂の中、炭であるはずがない。。手で撫でると溶けるように消えてしまう。どうやら湯ノ花のようだ。こんな湯ノ花は初めて見る。その日によってお湯の色が変わるというが、いつもは違う色なのかな? たまたま今回が黒いだけなんだろうか。。湯上がりにタオルで体を拭くと、一瞬にしてタオルが雑巾のようになってしまった。

 続いて内風呂へと向かう。通路を戻り、途中の分かれ道を内風呂へと折れる。内風呂は、4〜5人も入れば一杯になる程の、こぢんまりとした木造りの湯船である。露天とは打って変わって、こちらの湯は白濁していない。やや緑色をした透明なお湯が掛け流しになっていて、注ぎ口にはコップが備え付けてある。お湯を飲んでみると、不味くはないが旨くもありません(どっちなんじゃ!)。

 それほど硫黄臭が強いお湯ではないが、湯上がり後2〜3日は硫黄の臭いがしていた。周りの人は迷惑してたかも。


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