長野市方面から山田温泉へと向かい、更に山奥に進むと五色温泉がある。お湯の色が五色に変わることからその名が付いたらしい。私が行ったときは、内風呂は緑がかった透明なお湯で、露天風呂は灰色というか、乳白色の湯に黒い湯ノ花が混ざったお湯だった。
まだ11月だというのに、昨夜は雪が降ったようだ。駐車場には雪が積もっている。ここ最近の景気を反映してか、寒い日が続く。。雪の上に車を停め、新雪を踏み固めながら五色温泉へと足を運んだ。ロビーには、旧館が15,500円、新館が18,000円と書いた紙が目立たないところに貼ってある。その脇には、田中康夫(長野県知事)の色紙が何気なく飾ってある。何の意味があるのだろう。。日帰り入浴は、大人,子供に関わらず500円とのこと。
受付で500円を支払い、迷路のような階段を降りていくと、途中で内風呂と露天風呂とに通路が分かれる。まずは露天風呂に入ることにする。通路を更に奥に進むと外へと通じるドアがある。そこを開けると脱衣所が見え、その先に露天風呂があった。脱衣所の手前から右に行くと女性専用の露天風呂があるらしい。脱衣所に服を脱ぎ捨て、露天風呂に向かうと、そこには岩造りの湯船に白濁した湯が満たされていた。湯船には3ヶ所からお湯が注ぎ込まれている。もちろん掛け流しである。白濁しているので湯船の底が見えない。恐る恐る右足を湯に入れて深さを計ると、意外にも浅かった
f^^;。肩まで浸かるには、湯船の縁の岩に寄り掛かり、寝そべるような形で浸からねばならない。何処か深いところはないかと、右往左往していると、湯船の底から黒い物が湧き上がってくる。良く見ると体にも黒い物が付着している。何じゃこりゃ〜?
炭か?
いや、ここは風呂の中、炭であるはずがない。。手で撫でると溶けるように消えてしまう。どうやら湯ノ花のようだ。こんな湯ノ花は初めて見る。その日によってお湯の色が変わるというが、いつもは違う色なのかな?
たまたま今回が黒いだけなんだろうか。。湯上がりにタオルで体を拭くと、一瞬にしてタオルが雑巾のようになってしまった。
続いて内風呂へと向かう。通路を戻り、途中の分かれ道を内風呂へと折れる。内風呂は、4〜5人も入れば一杯になる程の、こぢんまりとした木造りの湯船である。露天とは打って変わって、こちらの湯は白濁していない。やや緑色をした透明なお湯が掛け流しになっていて、注ぎ口にはコップが備え付けてある。お湯を飲んでみると、不味くはないが旨くもありません(どっちなんじゃ!)。
それほど硫黄臭が強いお湯ではないが、湯上がり後2〜3日は硫黄の臭いがしていた。周りの人は迷惑してたかも。
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