加賀井温泉 一陽館

データ

公式ホームページ

不明

泉質

含鉄-ナトリウム・カルシウム-塩化物温泉(中性高張性温泉)

泉温

41.0℃

湧出量

不明

知覚的試験

不明

水素イオン濃度

pH6.46

密度(比重)

不明

蒸発残留物

12,680 mg/kg

ラドン(Rn)含有量

不明

浴槽

放流式(源泉100% かけ流し)

営業時間

AM8:00〜PM8:00
休憩は、AM8:00〜PM4:00

料金

[大人]300円,[小人]100円

定休日

「当分休みはありません」と書いてある。

場所

長野ICを降りて細かい道をくねくねと行ったところ。[地図


調査記録

調査日:2002年11月9日<土> 調査人:だだ星人

 長野ICを降りて細かい道をくねくねと行ったところに「加賀井温泉 一陽館」はあった。木造2階建ての鄙びた感じの建物で、向かって右側の建物が浴室、左側が売店と受付になっている。昔は宿泊客も取っていたらしいが、現在は日帰り入浴のみとのこと。

 初めて入浴する人は、まず館主の講義を受けなくてはならない。まず源泉を見せてもらい、次に泉質についての説明、続いてお風呂の説明と、事細かに教えて下さいます。

 浴室は、男女別の内湯と、混浴の露天風呂があり、内湯は縦に長い湯船で、脱衣所はその湯船に沿ってすぐ脇ににあります。洗い場はありません。露天風呂は温度の違う湯船が二つあり、内湯とは源泉(井戸)が違うらしい。お湯を舐めてみると若干味が異なる。露天風呂にも脱衣籠が用意されてるが、内湯の脱衣所で脱いで、そのままストリーキング状態で露天風呂に移動するのが、ここの主流らしい。

 お湯は茶褐色をした如何にも効きそうな湯で、湯船の周りはもとより、ケロリン桶にまでその成分がぎっしりとこびり付いていて、成分の濃さがうかがえる。注ぎ口にコップが備え付けてあるので飲んでみると、ショッパイやら苦いやらで飲めたものではありません。まさに「良薬は口に苦し」です。

■ 試料1kg中の成分、分量及び組成
 陽イオン成分
 ミリグラム(mg) 

 水素イオン

(H+)

− 

 リチウムイオン

(Li+)

− 

 ナトリウムイオン

(Na+)

2,307.0 

 カリウムイオン

(K+)

293.0 

 マグネシウムイオン

(Mg2+)

292.5 

 カルシウムイオン

(Ca2+)

1,233.0 

 アルミニウムイオン

(Al3+)

− 

 マンガンイオン

(Mn2+)

6.56 

 鉄(II)イオン

(Fe2+)

21.8 

 

 陰イオン成分
 ミリグラム(mg) 

 フッ素イオン

(F)

0.16 

 塩素イオン

(Cl)

5,779.0 

 臭素イオン

(Br)

− 

 ヨウ素イオン

(I)

− 

 水酸イオン

(OH)

− 

 硫化水素イオン

(HS)

− 

 硫酸水素イオン

(HSO4)

− 

 硫酸イオン

(SO42−)

250.5 

 リン酸水素イオン

(HPO42−)

0.2 

 炭酸水素イオン

(HCO3)

1,900.0 

 炭酸イオン

(CO32−)

− 

 

 非解離成分
 ミリグラム(mg) 

 メタケイ酸

(H2SiO3)

154.2 

 メタホウ酸

(HBO2)

794.5 

 メタ亜ヒ酸

(HAsO2)

0.341 

 

 溶存ガス成分
 ミリグラム(mg) 

 遊離二酸化炭素

(CO2)

795.0 

 遊離硫化水素

(H2S)

− 

 
 分析年月日:昭和58年3月18日
 分析機関:長野県衛生公害研究所


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