乗鞍岳畳平から乗鞍エコーライン(2003年よりマイカー規制)で乗鞍高原へ下り、上高地乗鞍林道との交差点(湯けむり館@700円あり)を少し過ぎ、橋を渡った先に「コロナ連絡所前バス停」があります。そこへ車を止め、沢の方へ下りて行くと温泉の樋があり、その先に無料共同露天風呂「せせらぎの湯」があります。建物は近年建て替えたばかりでまだ新しく脱衣所と5人くらい入れる屋根付の露天風呂が男女別にあります。湯の温度はちょうどよく(地元の方によると冬はぬる過ぎるそう)、硫黄分で白濁していて、味は酸っぱいです。もちろん掛け流しです。露天風呂の近くには沢のせせらぎが聞こえ、すばらしいロケーションです。周りが板ばりなので入浴する時は景色は見えません。バイクのライダーや地元の方、宿泊客も入浴されるので夕方は混んでいますが、私が入った時は貸切状態になった時間もありました。浴後は肌がさらさらし、爽快です。最後に無料にしてはいい温泉入れてニンマリです。せせらぎの湯は15年前にも訪れて風呂を見ていますが、浴槽がポツンと1つあるだけで湯もぬるく入れる状態でなかったので、ずいぶん変わりましたね。
脱衣所入口に成分書がありましたので掲示します。
温泉地名:乗鞍高原温泉
源泉名:湯川温泉源泉
H=0.8 Li=0.06 Na=69.0 K=18.0 Mg=18.0 Ca=57.0
Al=3.5 Mn=2.7 鉄2=0.3 アンモニウム=0.5
陽計=169.9
F=0.9 Cl=80.9 硫酸水素=8.5 硫酸=321.5
陰計=411.8
メタケイ酸=145.8 メタホウ酸=5.6
非解離計=151.4
溶存物質計=733.1
遊離CO2=302.6 遊離硫化水素=75.8
溶存ガス計=378.4
成分総計=1111.5
総ヒ素=0.004
分析年月日:平成10年6月25日
分析者:社団法人長野県薬剤師会検査センター 第二課長
この温泉固有の適応症:
慢性皮膚病、慢性婦人病、きりきず、糖尿病、
高血圧症、動脈硬化症
※ 消灯時間は午後9時です。
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