ここ「相間川温泉
ふれあい館」に来るのは何年ぶりだろう。。以前、露天風呂に沈んでいた岩に、思いっきり足をぶつけて痛い思いをしてから来ていない。茶色く濁った湯なので、風呂の中の岩が見えなかったのだ。
10時からの営業だと思って10時20分頃に来てみると10時30分からの営業だった。10分程外で待ち、10時30分になって準備中の看板が営業中に変わり受付に向かうと、「昨日の落雷による停電の影響でまだ準備ができていないので10分程お待ちください」とのこと。奥を覗くと、既に常連客と思しき客達が、テレビの前で時間を持て余していた。私は休憩室で横になり準備ができるのを待った。
15分程待ってから「準備できましたのでどうぞ〜」との声と共にテレビの前で待っていた客が一斉に浴室に向かった。
一緒に行くと脱衣所が込んでいると思い、私は少し間を置いてから行った。脱衣所で服を脱いでいると虻(アブ)が襲い掛かってきた。室内に虻がいるということは露天風呂にはもっと居るに違いない。今年は何処に行っても虻が多い。
体を洗って内風呂に軽く浸かった後に露天風呂に移動した。やはり虻が襲い掛かってきた。首まで湯船に浸かり身をかわすが頭の周りを飛び交っていて、少しでもお湯から出ようものなら再び襲ってくる。しかし、こんな濃い温泉にそれほど長くは浸かってられない。何とか攻撃をかわして内風呂に非難した。
露天風呂は茶色く濁っているが、内風呂は無色透明の湯だ。源泉はすぐ近くの「高崎市倉渕福祉センター
せせらぎの湯」にあり、そこから引いている。平成21年の温泉分析書によると、湧出地における調査では「無色透明、僅かに鉱物油臭有り」だが、24時間後の試験室における試験では「黄土色の沈殿物を生じ、上澄みは微黄色透明である」となっている。ということは内風呂の方が鮮度が良いってことなのか?
循環して沈殿物を取り除いてはいるようだが、内風呂だけ完全にろ過しようとするとフィルタがすぐに詰まってしまうのでそれはやらないだろう。でも、内風呂は湯船に浸かる度にかなりの量のお湯が溢れ出るので、加水の量が多いのかも(?)。真相は謎である。次回の調査課題にしましょう。
そういえば以前露天風呂にあった岩はどうなったんだろう? そう、足をぶつけて痛い思いをしたあの憎き岩です。再び露天風呂に移動して探してみたが見当たらない。苦情が殺到して撤去したのかな?
参考資料:平成21年の温泉分析書,平成11年の温泉分析書
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