今日は、ちょっと寒いけど良い天気だ。何処に行こうかと悩んだが、世間は三連休の最終日ということで、あまり遠くまで行くと、渋滞に巻き込まれて帰りが遅くなってしまう。行きはよいよい帰りは恐い。。仕方なく、近場の温泉にでも行こうかと考えたが、何処も行ったことのある温泉ばかりでつまらない。しかも、混んでいるに違いない。。と、思い付いたのが「芹の湯」だった。ここは行ったことがないし、比較的近い。場所は以前から何となく知っていたので、迷うこともないだろう。ということで「芹の湯」に行くことにした。
関越道から上信越道を経由して下仁田まで行き、国道254を佐久方面に走った。途中から軽井沢方面へと県道に折れる。この道は、降雪により内山峠が通れないときに良く使う道だ。走るに連れて周囲は雪深くなっていくが、道路には雪がない。県道を6km程走ったところに「芹生うどん」の案内板があり、それに従って行くと「芹の湯」があった。建家は、和風ログハウス調(?)の平屋建てで、一見すると温泉施設には見えないが、駐車場に面して浴室があるので何となく分かる(と思う)。
建家内に入ると大広間が二つあり、その奥に浴室がある。湯舟は3人程が浸かれる岩風呂で、加熱した源泉がかけ流しになっている。透明感のある湯だが、湯舟の底には茶色い湯花が沈殿していて、湯舟に浸かると湯花が沸き上がってくる。ヌルっとした肌触りのお湯で、臭いもなく、舐めると少し塩辛い味がする。こちらの温泉も高張性(成分が濃い)とあってか、パイプが良く詰まるとのこと。大変なのねぇ。。
(※
借用した「温泉分析書」より引用)
温泉分析書
1.
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依頼者
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:群馬県甘楽郡下仁田町大字西野牧12809−1
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:□□
□□
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2.
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温泉名・源泉名
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:八千代温泉(源泉名:八千代の湯)
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及び
ゆう出地
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:群馬県甘楽郡下仁田町大字西野牧字菅野平12800番地先
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(1)調査及び試験者
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:(社)群馬県薬剤師会(環境衛生試験センター)
:□□
□□
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(2)調査及び試験年月日
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:平成15年11月6日
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(3)泉温
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:13.0℃(調査時の気温
19.1℃)
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(4)ゆう出量
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:測定せず(自然湧出)
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(5)知覚的試験
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:無色透明、茶色の浮遊物あり
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(6)pH値
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:6.4
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(7)電気伝導率
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:1.55
S/m
:(交流2電極方式、極板:チタン+白金黒)
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(1)試験者
|
:(社)群馬県薬剤師会(環境衛生試験センター)
:□□
□□
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(2)分析終了年月日
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:平成15年11月21日
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(3)知覚的試験
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:僅かに茶色の沈殿物を生成し、上澄みは無色透明
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(4)密度
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:1.0089(20℃)
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(5)pH値
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:6.99
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(6)蒸発残留物
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:12.7
g/kg(180℃)
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(1)陽イオン
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成 分
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ミリグラム
mg
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ミリバル
mval
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ミリバル%
mval%
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4,674
|
203
|
99.22
|
|
75.6
|
1.93
|
0.88
|
|
54.3
|
4.47
|
2.03
|
|
180
|
8.96
|
4.07
|
|
1.72
|
0.06
|
0.03
|
|
0.63
|
0.02
|
0.01
|
|
9.41
|
1.36
|
0.61
|
|
14.1
|
0.32
|
0.15
|
陽イオン 計
|
5,010
|
220
|
100.00
|
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|
|
(2)陰イオン
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成 分
|
ミリグラム
mg
|
ミリバル
mval
|
ミリバル%
mval%
|
|
0.3
|
0.02
|
0.01
|
|
5,732
|
162
|
73.90
|
|
3.5
|
0.07
|
0.03
|
|
34.78
|
57.0
|
26.05
|
|
0.7
|
0.02
|
0.01
|
陰イオン 計
|
9,214
|
219
|
100.00
|
|
|
|
|
(3)遊離成分
ア.非解離成分
|
|
成 分
|
ミリグラム
mg
|
ミリモル
mmol
|
|
40.5
|
0.52
|
|
195
|
4.45
|
非解離成分 計
|
236
|
4.97
|
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|
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イ.溶存ガス成分
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成 分
|
ミリグラム
mg
|
ミリモル
mmol
|
(遊離炭酸)
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959
|
21.8
|
|
0.0
|
0.00
|
溶存ガス成分 計
|
959
|
21.8
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溶存物質(ガス性のものを除く)
(1)+(2)+(3)ア
|
: 14.5
g/kg
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成分総計
(1)+(2)+(3)ア、イ
|
: 15.4
g/kg
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(4)その他の微量成分
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総ひ素
|
:
|
0.009
mg/kg
|
銅イオン
|
:
|
0.007
mg/kg
|
鉛イオン
|
:
|
0.023
mg/kg
|
総水銀
|
:
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検出せず。(0.0005
mg/kg未満)
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6.泉質 :
ナトリウム−塩化物・炭酸水素塩冷鉱泉(中性高張性冷鉱泉)
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7.禁忌症、適応症等
:
「温泉分析書別表」中5に記載する。
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温泉分析登録番号:
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群馬薬弟2号
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登録分析機関:
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(社)群馬県薬剤師会
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平成15年11月25日
群馬県前橋市西片貝5丁目18番36号
(社)群馬県薬剤師会(環境衛生試験センター)
所長 □□ □□
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大広間には薪ストーブがあり、薪ストーブからは柔らかい暖かさが伝わってくる。食事のメニューは、うどんの他に定食類もある。メニュー表には載っていないが、他のメニューもあるようだ。地元の常連客は、メニュー表には無いものを注文していた。(ホルモン,ラーメン,etc.) メニュー表は、あっても無いようなものである。常連客ばかりだからメニュー表なんてどうでも良いのだろう。新人(?)の私は、とりあえず「釜あげうどん」(600円)を注文してみた。しばらすると、大きな釜と、手打ちの生うどん,出汁,薬味が運ばれてきた。「15分程麺を茹でて、茹でたての麺に出汁と薬味をかけて召し上がってください」とのこと。お湯が沸くまでに10分程かかるので、食べ終わるまでに結構な時間がかかってしまう。味は、太めで腰のある麺と、ちょっと濃いめの出汁が良くマッチしていて、なかなか美味しい。時間に余裕がある人にはお勧めかも。
■ 芹生うどん「天然温泉 芹の湯」連絡先
住所:群馬県甘楽郡下仁田町西野牧芝の沢12809-1
TEL:0274-84-3812
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