万座に着いたのは11時半頃。道路の温度計は7度と表示しています。山の上の方は真っ黒い雪雲に覆われていて、風に乗って時折雪がぱらつく程の天気でした。ふと、周りの山を見渡すと、木々は樹氷に覆われ、時折覗かせる青空に照らされて桜の花でも咲いたかのように綺麗です。そんな景色を眺めながら辿り着いたというか、連れて行かれたのは、万座温泉の奥の方に位置する「万座温泉ホテル」でした。
受付を済ませ浴室に向かうと、風情のある木造の湯船に、僅かに加水しているものの大量の源泉が注ぎ込まれています。それぞれの湯船には「姥湯,姥苦湯,ささ湯,苦湯,滝湯,真湯,極楽湯(露天風呂),鉄湯,ラジウム湯」という名前が付けてあり、ヌル目の湯から、ちょっと熱い湯まで色々な湯が楽しめます。加水量を変えて、それぞれの湯船の温度を変えているようでした。浴室は男女別に各3箇所あり、それぞれの浴室へは服を着て、迷路のような館内をさ迷いながら移動しなくてはなりません。全てを巡ると九つの湯を楽しめるようですが、私が入ったのは八つ。。最後の一つ(鉄湯)は発見できませんでした。何処にあるんだろう?
# 後で聞いたところ、「ラジウム湯」の隣りの女湯が
# 「鉄湯」とのことでした。
# 「ラジウム湯」と「鉄湯」は男女日替わりらしい。
万座温泉ホテルで所有している源泉は「姥苦湯源泉」「ラジウム北光泉源泉」「鉄湯源泉」の三種類があるようです。
1.
|
「姥苦湯源泉」は、乳白色の硫黄臭の強いお湯で、姥湯,姥苦湯,ささ湯,苦湯,滝湯,極楽湯
の湯船に注がれています。
|
2.
|
「ラジウム北光泉源泉」は、薄く乳白色に濁った硫黄臭の強い湯で、加水せずに、鉄湯(?),ラジウム湯
の湯船に注がれています。ちょっと熱いけど、鮮度の良いお湯です。
|
3.
|
もう一つの「鉄湯源泉」は、浴場の構造や聞いた話によると使われてないような感じでした。湯船名「鉄湯」に注がれている源泉は「鉄湯源泉」ではなく、実際には「ラジウム北光泉源泉」を使用している模様。
|
以下は、その成分表です。
温泉分析書(※
施設内に掲示してある分析書より引用)
・万座温泉 姥苦湯(昭和57年1月18日分析)
・万座温泉 ラジウム北光泉(平成6年1月7日分析)
・萬座温泉 鉄湯(昭和34年2月6日分析)
入浴のみの料金は、タオル付きで1,000円。ちょっと高いんだけど、とても満足のいくお湯でした。宿泊は、併設する「日進館
ゆけむり荘」で5,800円(一泊二食付き)からとのことなので、次回は一泊で行こうかな?長期滞在の場合は、湯治プラン:35,000円/1週間
等もあるようです。
しかし、、万座ハイウェイの通行料金は高いぞ!
片道で1,020円(普通車)も取られてしまった。冬場は、万座ハイウェイを通らないと万座温泉には辿り着けないので、往復で2,040円です。入浴料金を含めると、3,040円。
やっぱり高い。どうにかならないのかなぁ。冬場は通行料を無料にするとか。。
|