温泉に入るつもりではなかったんだけど、時間はお昼時とあって腹が減ってきたし、他に飯を食うような処が見あたらないので入ることにした。入浴料は1,050円と少々高いが、この際やむを得ない。受付を済ませて館内を見渡すと、お食事処を兼ねた大広間、仮眠室、浴室、ゲームコーナー、といったところである。腹が減っていたので、まずは食事を・・と思ったけど、一っ風呂浴びてから食事をすることにした。
浴室には、大浴槽,泡風呂,露天風呂,薬草風呂,サウナ,水風呂といった風呂がある。お湯の注ぎ口付近には温泉の成分が結晶となって固まっている。そこから注ぎ込まれたお湯は、浴槽脇の排水溝へと流れている。一見すると掛け流しのように見えるけど、お湯に鮮度が感じられない。タイミング良く係りの人が来たので問いただすと、循環してるとのことでした。でも、客の多い休日などは、源泉の量を増やしてるとのこと、塩素は入れてないとのことです。
一っ風呂浴びて脱衣所で涼んでいると、以下の「お知らせ」と書かれた貼り紙が目に入った。
お知らせ
本日は、つつじの湯をご利用いただき誠にありがとうございます。
当施設は増改築工事の為、誠に勝手ながら十一月四日より一時休業させていただきます。
尚、来春四月二十五より新装オープン致します。
今後ともよろしくお願い致します。
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どうやら明後日から長期休暇に入るらしい。増改築って何が変わるんだろう?
そう思って受付で聞いてみると、館内を改装して、新たに大露天風呂を造るとのこと。料金は据え置きとのことです。
昼食に「天ザル蕎麦」(\1,100)を食し、もう一っ風呂浴びて「つつじの湯」を後にしました。
(※
施設内に掲示してある「温泉分析書」より引用)
温泉分析書
1.
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源泉名
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つつじヶ丘温泉
つつじの湯
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2.
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湧出地
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群馬県吾妻郡嬬恋村大字田代字舟窪980番地
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(1)調査及び試験者
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群馬県衛生公害研究所 □□
□□
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(2)調査及び試験年月日
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平成3年9月9日
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(3)泉温
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38.2℃(調査時における気温
24.0℃)
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(4)ゆう出量
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測定せず(掘削自噴)
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(5)知覚的試験
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無色透明
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(6)pH値
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6.9
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(1)試験者
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群馬県衛生公害研究所 □□
□□
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(2)分析終了年月日
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平成3年11月13日
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(3)知覚的試験
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茶色の沈殿物を生じ、上澄液は無色透明。
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(4)密度
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0.9997(20℃)
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(5)pH値
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7.00
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(6)蒸発残留物
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2.09
g/kg(130℃)
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(1)陽イオン
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成 分
|
ミリグラム
mg
|
ミリバル
mval
|
ミリバル%
mval%
|
|
453
|
19.7
|
52.24
|
|
59.5
|
1.53
|
4.06
|
|
112
|
9.22
|
24.45
|
|
142
|
7.10
|
18.83
|
|
3.4
|
0.12
|
0.32
|
|
1.2
|
0.04
|
0.10
|
陽イオン 計
|
771.1
|
37.71
|
100.00
|
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|
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(2)陰イオン
|
|
成 分
|
ミリグラム
mg
|
ミリバル
mval
|
ミリバル%
mval%
|
|
0.30
|
0.02
|
0.05
|
|
753
|
21.2
|
57.99
|
|
26.0
|
0.54
|
1.48
|
|
903
|
14.8
|
40.48
|
陰イオン 計
|
1682.30
|
36.56
|
100.00
|
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(3)遊離成分
ア.非解離成分
|
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成 分
|
ミリグラム
mg
|
ミリモル
mmol
|
|
127
|
1.63
|
|
28.4
|
0.65
|
非解離成分 計
|
155.4
|
2.28
|
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イ.溶存ガス成分
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成 分
|
ミリグラム
mg
|
ミリモル
mmol
|
(遊離炭酸)
|
132
|
3.00
|
|
0.0
|
0.00
|
溶存ガス成分 計
|
132.0
|
3.00
|
溶存物質(ガス性のものを除く)
(1)+(2)+(3)ア
|
: 2.6088
g/kg
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成分総計
(1)+(2)+(3)ア、イ
|
: 2.7408
g/kg
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6.
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泉質
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ナトリウム・マグネシウム−塩化物・炭酸水素塩温泉
(中性低張性低温泉)
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平成3年11月18日
群馬県前橋市岩神町三丁目21−19
群馬県衛生公害研究所 所長 □□
□□
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泉温が38.2℃もあるのに、低温泉という分類になってるのは何でだろう?
低温泉は「25℃以上34℃未満 」のはず。。
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