まだ11月だというのに寒い日が続く。山は雪で真っ白になっている。そんな寒空の中をバイクで出かけてみた。関越道を渋川伊香保ICで下りて、日陰街道(県道渋川吾妻線)を吾妻方面に向かってバイクを走らせた。時間はお昼近いが、風が冷たい。寒い。。冬仕様のウェアを着てこなかったことを悔やむ。とりあえず、ここらで暖まらなければ凍え死んでしまう。と、道路脇にある「あづま温泉
桔梗館」の看板が目に入った。今まで何度もこの道を通っているが、この温泉にはまだ入ったことがない。入口までは何度も行っているが、いつも駐車場で一服して帰るだけだった。公共の温泉だから塩素混入の循環湯だろうと思っていたからだ。しかし、今回は寒さには勝てなかった。
桔梗館に着いたのは、お昼を少し回った頃。幸いにして入口脇の駐車場が空いていたのでそこにバイクを停める。中に入り入浴料を支払い浴室へと向かった。脱衣所には棚に籠が並べてあるだけで鍵は掛からなが、その脇に100円の鍵付きロッカーがある。財布とヘルメットだけをロッカーに入れて、服は籠の中に脱ぎ捨てた。浴室のドアを開けると内風呂がある。湯船は、縁の部分だけ木で作られており、底の方は石造りになっている。浴室内には、ほんのりと木の香りが漂っている。湯船の脇からは無色透明のお湯が注がれていてコップも備え付けある。人が入ると大量のお湯が溢れ出る。どうやら掛け流しのようだ。公共の温泉で掛け流しとは、ちょっと意外だった。軽く体を洗い、湯船に浸かる。ちょっと熱めのお湯が、冷え切った体に突き刺さるように染みる。無色透明の何の変哲もないお湯であるが、体が温まるにつれて肌がスベスベになっていくのが分かる。なかなか良いお湯である。
内風呂の奥のドアを開けると露天風呂がある。岩造りの湯船には内風呂より少しぬるいお湯が掛け流されている。露天風呂の脇に植えてあるモミジが色づいて綺麗だ。川の対岸にある岩井堂も一望できて、なかなかの眺めである。
一旦風呂から上がり、大広間で休むことにする。大広間は、カラオケのある部屋と無い部屋に分かれている。しかし、その間は壁1枚で仕切られているため、カラオケが無い部屋にも騒音が伝わってきて騒々しい。丁度お昼時とあって、うどんゃ蕎麦を食べている人がいる。弁当を持ち込んで食べている人もいる。
大広間で暫し休んで、再び浴室に向かうと、内風呂には誰も入ってなく、露天風呂に2人いるだけです。どうやら皆さん食事時間らしい。イヤと言うほど内風呂を堪能した後、すっかり暖まって帰路についたのでした。
- ■ 試料1kg中のおもな成分、分量及び組成
陽イオン成分
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ミリグラム(mg)
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ナトリウムイオン
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(Na+)
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676.0
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カリウムイオン
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(K+)
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17.7
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マグネシウムイオン
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(Mg2+)
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0.06
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カルシウムイオン
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(Ca2+)
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33.8
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鉄(II)イオン
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(Fe2+)
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<0.01
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陰イオン成分
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ミリグラム(mg)
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フッ素イオン
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(F−)
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2.65
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塩素イオン
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(Cl−)
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989.0
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硫酸イオン
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(SO42−)
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130.0
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炭酸水素イオン
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(HCO3−)
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9.76
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炭酸イオン
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(CO32−)
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31.2
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メタホウ酸イオン
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(HBO2−)
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12.9
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非解離成分
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ミリグラム(mg)
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メタケイ酸
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(H2SiO3)
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196.0
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PS:
成分表は、掲示してある内容と、パンフレットに書かれてある内容とで若干異なるため、後者の方が新しいと判断し、パンフレットから引用しました。
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