昨日10/28(月)は群馬県民の日でした。今年はマイカーで午後から無料もしくは割引の温泉施設をまわってきました。
自宅から本庄・藤岡・吉井を経由、上州新屋駅と反対の小幡方面に左折、上信越道の高架手前を右折します。上信越道「甘楽PA」の脇を通り抜け約1km走ると、めざす「かんらの湯」(甘楽町総合福祉センター)があります。
受付で町外者・町内者別の名簿に氏名と人数のみ記入し、タダで入ることができました(^^)。普段は町外者は一般600円、小中学生と60歳以上の者・身障者手帳交付者は400円。かんらの湯は平成6年11月オープン、私は平成8年3月以来、6年半ぶり2度目です。さすが県民の日で無料とあって多少混んでおりましたが、休憩室でお年よりの方がカラオケ三昧と言った感じで、お風呂の方はそれほど混んでいませんでした。平日ですからね。子供がやたら目につくのは県民の日で学校が休みだからでしょう。
お風呂は和風・洋風の男女交代制で、この日の男風呂は手前の和風の方でした。脱衣籠に服を脱ぐのですが、財布など貴重品の盗難が頻発しているそうです。小物の入る「貴重品ロッカー」が無料で使えますので、利用した方がいいでしょう。
浴室には出入り口に上がり湯、手前に檜造の八角形湯、左にカラン、正面奥に白湯とジェット付超音波湯、右手手前から打たせ湯、寝湯、屋外に露天風呂と言う配置。脱衣所の成分表の「温泉利用施設名称」によると露天風呂以外、温泉が利用されていると思いがちですが、各種ガイドブックの情報によれば、温泉が利用されているのは中央の檜造の「八角形湯」のみみたいです。
すべての浴槽に吸込み口と底面に注入口があり、大浴槽は投入湯あり。真湯で若干カルキ臭のする典型的な循環風呂です。でも明るく近代的な造りはフツーの風呂ファンにとっては好感のの持てる施設だと思います。露天風呂は木々に囲まれ気持ちいいですが、上信越道が見えるし、走行音も聞こえるので残念ですね。
さて肝心の天然温泉の「八角形湯」。化石水の湯で10倍加水らしいです。下記の成分表の通り、成分総計25gと言うとてつもなく濃い温泉なのですが、大量に加水された上、底面注入・底面吸込の循環のため、真湯との違いがよくわからないのが実に残念。においは檜の香りで感知できず、味は少し塩味を感ずるかなと言った程度。埼玉のアカシアの湯を思い出しますね。多少の加水はやむ得ないとしてももう少し濃い温泉に入ってみたいですね。でもここを上がり湯にしたらホカホカ感が1時間以上持続していたので、さすが天然温泉だなと感じました。
さて、その注目の成分表です。脱衣所手前と脱衣所に掲示がありました。
- (※
施設内に掲示してある「上手な温泉利用法」より引用)
上手な温泉利用法
甘楽温泉(かんらの湯)の成分
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泉質 ナトリウム−塩化物強塩冷鉱泉(中性高張性冷鉱泉)
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泉温(分析時)
: 16.8
℃
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水素イオン濃度(pH)
: 6.6
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蒸発残留物
: 22.66
g/kg
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成分総計
: 25.48
g/kg
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陽イオン (ミリグラム)
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陰イオン (ミリグラム)
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8690
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97.8
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111
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216
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6.13
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0.18
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陽イオン 計
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9121
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3.8
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12735
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0.2
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2416
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陰イオン 計
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15155
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遊離成分 (ミリグラム)
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・非解離成分
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35.2
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458
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非解離成分 計
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493
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その他の微量成分 (ミリグラム)
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総ひ素
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0.204
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鉛イオン
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−
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銅イオン
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−
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総水銀
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−
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分析年月日 :
平成5年7月22日 ■
分析機関 :
群馬県衛生環境研究所
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