高崎温泉 不動かくれの湯

データ

公式ホームページ

http://www.dan-b.com/fudou/

泉質

単純温泉(弱アルカリ性低張性温泉)

泉温

39.1℃

湧出量

不明

知覚的試験

不明

水素イオン濃度

pH7.7

密度(比重)

不明

蒸発残留物

0.44 g/kg

ラドン(Rn)含有量

不明

浴槽

循環式

営業時間

AM9:00〜PM10:30

料金

[大人]600円/2時間(平日),700円/2時間(土日祝日)
[小人]300円/2時間(平日・土日祝日)
詳細は、不動かくれの湯HP参照

定休日

年中無休(※ 2005年3月末をもって閉店

場所

上信電鉄・南高崎駅から徒歩5分程度。[地図


調査記録

調査日:2002年8月18日<日> 調査人:ONKEN21

 高崎駅西口を出て左(南)側の道を行きます。一つ目の交差点(信号あり)を左折、旧中山道を越えて最初の信号(宗真寺あり)を左折、少し歩くと「高崎温泉不動隠れにお湯」があります。高崎駅から徒歩15分、下仁田方面の上信電鉄・南高崎駅から徒歩5分くらいです。駐車場は不動隠れの湯前の他、離れたところに2ヶ所あります。詳しくはマピオンの地図をご覧下さい。高崎駅との位置関係がわかるよう少し縮小してあります。拡大すると正確な場所がわかります。

 敷地内には水上町からもってきたらしい不動明王像がお出迎えし厳かな気持ちになります。玄関を入ると入浴券の自動販売機があり、2時間で平日600円、土日祝日700円を払います。消費税5%と大人の料金には入湯税50円を含んでいるそうです。入浴券を買った後、下駄箱に靴を入れそのキーを受付に渡します。すると時間を打ったレシートを発行します。帰りにそのレシートを渡し精算して、シューズロッカーキーを受け取ります。受付脇には飲泉所がありペットボトルに汲んでいる人を見かけました。私も飲んでみると、ぬるま湯でサビの味が若干します。まずい、もう一杯と言った感じですね(^^)。1Fの受付の奥と2Fには軽食コーナーがあり、休憩もできます。浴室は1Fと2Fにあり、1Fは岩風呂タイプ、2Fはタイル張タイプで毎日男女を入れ替えているそうです。私の行った日は2Fタイル張タイプでした。階段を上がって左手が脱衣所と浴室となります。休憩所には効能についての張り紙が、また脱衣所入口正面には成分表がありました。浴室は鍵付きロッカーとなっていますが、鍵を持ち帰ってしまう人が多いのか実際、鍵がついているのはわずかです。浴室入口と浴槽上の壁には不動の花(湯の花)や温度について注意書きの掲示がありました。また浴室内には「不動の3乗効果」として、1.天然温泉、2.泡によるマッサージ効果、3.泡がはじけることにより発生する超音波によるマイクロマッサージ効果、と言うものを上げていました。湯の効能には自信があるようです。

 浴室に入ると入口に温泉使用のかけ湯と不動明王像があります。左手に若干加熱した大きな浴槽があり、6ヶ所の吸い込み口から弱く吸い込んでいるようですが、浴槽へりからのあふれ出しもかなりあり、半循環半掛け流しと言った感じです。湯はサビ成分のためか、茶色く濁っており、タイルが茶色く染まっています。3乗効果の掲示どおり、気泡がわずかに出ています(レジオネラ問題は大丈夫かな?)。入口正面の寝湯は左の大浴槽から続いていて、お湯は同じです。枕がないのでそのまま寝ると頭の髪の毛が湯に浸かってしまい、実際寝ている人はめったにいないです。特筆すべきは、その右手にある打たせ湯と浅い小さな浴槽で、打たせ湯から注がれる湯は非常に温く非加熱で掛け流しのようです。このお湯は大浴槽にない伊香保のようなサビのにおいを感じます。もちろんここを上がり湯にしました。さらに奥にはサウナと掛け流しの水風呂があり、ここの水は井戸水のせいか自宅の井戸水、同様のおいしさです(江戸時代の高崎の水が今の深谷の水の起源とされているせいですね。)。一番奥には洗い場がありますが、石鹸があるのみでシャンプーはありません。皆さん、持ち込まれる方が多いようです。カラン向こうに湯を溜めるところがあるのですが、中は空っぽでした。露天風呂はなく、窓からの展望もありません。

 入浴中はあまり浴感はなかったものの、湯上り後は肌がスベスベし、気持ちいいです。アトピーに効くのは納得です。最新のスーパー銭湯から比べると設備がモノ足りませんが、お湯で勝負する施設のようで好感を持ちました。ただ、高い入浴料金と市街地の立地のため駐車場不足、おまけに温泉激戦地帯にあって入浴客が少なくなったようです。日曜にもかかわらず、すいていてゆっくりできました。これからも温泉が存続できるよう頑張ってほしいです。お湯はいいのですから…。公式HPの文末の「−ひとっぷろ御利益話−」にある通り。

(※ 施設内に掲示してある成分表より引用)
温泉の成分

■ 泉質

  単純温泉(弱アルカリ性低張性温泉)

■ 効能

神経痛,筋肉痛,関節痛,五十肩,運動麻痺,関節のこわばり,うちみ,くじき,慢性消化器病,痔疾,冷え性,病後回復期,疲労回復,健康増進。

■ 温泉1kg中の成分及び分量

泉温(分析時)

:39.1℃

水素イオン濃度(pH)

:7.7

蒸発残留物

:0.44 g/kg

成分総計

:0.69 g/kg

陽イオン (ミリグラム)

陰イオン (ミリグラム)

 ナトリウムイオン 

(Na+

 156 

 カリウムイオン 

(K+

 2.13 

 マグネシウムイオン 

(Mg2+

 0.69 

 カルシウムイオン 

(Ca2+

 2.40 

 鉄(II)イオン 

(Fe2+

 0.92 

 マンガンイオン 

(Mn2+

 0.03 

 アルミニウムイオン 

(Al3+

<0.05 

陽イオン 計

162 

 フッ素イオン 

(F

 0.39 

 塩素イオン 

(Cl

 24.4 

 硫酸イオン 

(SO42−

 0.00 

 炭酸水素イオン 

(HCO3

 385 

 炭酸イオン 

(CO32−

 1.43 

陰イオン 計

411 

遊離成分 (ミリグラム)

非解離成分

 メタケイ酸   

(H2SiO3

 63.7 

 メタホウ酸   

(HBO2

 8.7 

非解離成分 計

72.4 

溶存ガス成分

 遊離二酸化炭素    

(CO2

 48.5 

 遊離硫化水素   

(H2S)

 0.0 

溶存ガス成分 計

48.5 

その他の微量成分: 検出せず。

■ 分析年月日 : 平成8年2月19日    ■ 分析機関 : 群馬県衛生環境研究所



戻る